Google広告などのWeb広告を活用するとアクセス数を増やしたり、売り上げを上げることができます。
検索エンジン対策でいくつかのキーワードで上位表示ができたとしても、更に多くのキーワードでも上位表示させることは、とても時間のかかる作業なので上位表示させずらいキーワードに絞って広告を出すということもできます。
ホームページを作成し、ある程度のアクセスが増えてきたら広告も検討しましょう。
ただし、知識を身に付けないまま広告に挑戦しても失敗してしまうので、どうしたら失敗しない広告運用ができるのかについてまとめてみました。
この記事ではGoogleの検索広告(検索結果に表示させる広告)を例にして解説します。
Google広告のメリット
まずGoogle広告を出した場合のメリットについて解説します。
- 決められたキーワードで出稿できる
- クリックされなければ費用がかからない
- 費用対効果が高い
- ターゲットを絞れる
- 検索ニーズを把握できる
- すぐに始められる
決められたキーワードで出稿できる
SEOでは上位表示がなかなか難しいキーワードでも、広告であれば設定によっては上部に表示させることが可能です。
例えば、ある単体のキーワードでSEOが一番だとしても、そのキーワードを含めた複合キーワードでも全て上位表示させたい場合に、SEOと組み合わせて活用できます。
特に”このキーワードで検索して訪れたユーザーはコンバージョンしやすい”ということがわかっているキーワードがあれば、そのキーワードで検索しているユーザーにしっかりと広告を使ってリーチすることが可能になります。
クリックされなければ費用がかからない
クリック課金というタイプであれば、広告がクリックされると費用が発生する仕組みになっています。
そのため、検索結果に広告が表示されるだけであれば費用がかかりません。
実際にクリックされたということは、サイトに訪れたということになります。
費用対効果が高い
どんなキーワードで検索された時、どんな広告が何回表示され、そのうち何回クリックされてホームページに訪問したユーザーのうち、何人がコンバージョンに結び付いたかを測定することが正確にできます。
それによって費用対効果がほぼリアルタイムに1円単位で測定できるので、無駄な広告を減らすことができ、成果を高めることが可能になります。
さらに広告の質を高めていくことができると、クリックあたりの単価を下げることも可能な仕組みになっています。
ターゲットを絞れる
他の広告との大きな違いとして、広告を表示させたいユーザーを絞ることができるというのも大きなメリットです。
例えばGoogle広告の場合、”スマートフォンでアクセスをしている25歳~34歳までの港区にいる女性”などといった属性に当てはまったユーザーにのみ広告を配信することも可能です。
さらに時間帯や曜日などの条件を掛け合わせて配信することも可能なため、より細分化されたユーザーに向けて配信することが可能です。
(※Facebook広告やInstagram広告では年齢を1歳単位で絞ることも可能です。)
検索ニーズを把握できる
Googleアナリティクスでは、どんな検索キーワードでサイトに訪問されたのかは一部しかわかりません。
しかし、Google広告の場合はどんなキーワードで検索され、何回表示され、その内何回クリックされたのかなどのデータが全て把握できます。
試しに広告を出してみるだけでこれらのデータを得ることもできるので、ページ制作に役立てることもできます。
すぐに始められる
広告のシステムは初心者でもすぐに始められるようになっています。
他の広告媒体と違い、設定さえできればその瞬間からスピーディーに広告配信をスタートさせることもできます。
Google広告のデメリット
費用がかかる
当然ですが商用の場合、無料では広告が出せませんのであらかじめ予算を決めてから始めましょう。
実際の設定では1日あたりの上限金額を設定することができます。
※非営利団体向けのAd Grantsという広告サービスであれば、費用がかからず広告を出すこともできます。
設定が複雑
メリットとして「初心者でもすぐに始められる」と書きましたが、実際には他社の広告と競争することになるので、しっかりと設定をしないと他の広告主との競争に負けてしまい、結果的に費用対効果の悪い広告になってしまう場合があります。
まずはサイト呼び込んだユーザーが、どのくらいの確率でコンバージョンされるのかをしっかりと把握し、コンバージョン1件あたりいくらの費用をかけることができるのか等を、ある程度のシミュレーションをした上で広告配信を行うことをおすすめします。
Web広告は正しく運用できると絶大な効果を発揮し、ビジネスを拡大することができます。
無料で集客し続けることができるSEOとのバランスも考えることも成功のポイントです。

