- WordPressのユーザー名を隠したい
- ブログ上の表示名を変更したい
- ユーザー名とブログ上の表示名は何が違う?
ブログ上の表示名やユーザー名は変更できます。
・ブログ上の表示名を変更する方法
・ユーザー名を完全に隠す方法
目次
WordPressのユーザー名とは
WordPressのユーザー名とは、WordPressの管理画面にログインする時に必要な英数字のことです。
ユーザー名はWordPressをインストールする時に必ず設定します。
WordPressには複数のユーザーを追加することもできます。
しかし、一度作成したユーザー名はWordPressの管理画面から変更できません。
ユーザー名の役割
WordPressのユーザー名は、WordPressにログインする時に必要です。
推測されにくいユーザー名を設定することで、不正アクセスからアカウントを守ることができます。
複数のユーザーでWordPressを管理する場合は、ユーザーを作成してユーザーごとの権限を設定できます。
デフォルトではユーザー名が公開されてしまいますが、セキュリティ対策のために非公開にするのがおすすめです。
ユーザー名の決め方
WordPressのユーザー名は1文字以上の英数字およびアンダースコア(_)、ハイフン(-)、ピリオド(.)を使って設定できます。
ユーザー名は、名前や単語を使う人が多いですが、実際には他人に推測されにくいものにするのがおすすめです。
しかしユーザー名を複雑にしすぎると自分自身で忘れてしまう可能性があるので、WordPressのユーザー名は覚えられるものにしましょう。
ユーザー名を変更する方法
ユーザー名を変更するには以下の3つの方法があります。
- 新規にユーザーを作る方法
- プラグインを使ってユーザー名を変更する方法
- データベースを書き換える方法
新規にユーザーに作る方法
新規にユーザーを作成してから、既存のユーザーを削除する方法です。
※ここで作成するユーザーの権限グループは必ず「管理者」にしてください。
ユーザーを削除する時には、それまでのデータを別のユーザーに紐づけできます。
プラグインを使ってユーザー名を変更する方法
WordPressのプラグインを使ってユーザー名を変更する方法もあります。
ユーザー名を変更するためのプラグインは「Username Changer」や「Easy Username updater」というプラグインがあります。
これらのプラグインを使うと、WordPressの管理画面上でユーザー名を変更できます。
データベースを書き換える方法
WordPressを構成するデータベースを書き換えてユーザー名を変更する方法もあります。
しかし、この方法は上級者向けなので、WordPressブログ初心者の方にはおすすめしない方法です。
phpMyAdminを使ってデータベースに登録されているユーザー名を直接書き換えられます。
デフォルトの状態で「wp_users」というファイルの中にある「user_login」という部分を変更することで、ユーザー名を書き換えられます。
ユーザー名を完全に隠す方法
セキュリティ対策のためにユーザー名は隠すのがおすすめです。
実は「ブログの表示名」を使っても、「投稿者アーカイブ」という部分を見るとユーザー名を調べることができます。
投稿者アーカイブとは
WordPressでは投稿者ごとのアーカイブページ(Author Archive)が自動で作成されています。
例えば、ユーザー名がABCの場合、
〇〇〇.com/author/ABC というページが作成されます。
このページはリンクを張ったり紹介をしなければ発見されることはないのですが、サイトのURLの末尾に「/?author=1」と付け足してアクセスすると、投稿者アーカイブページにリダイレクトされてしまいます。
とアクセスすると、
https://〇〇.com/author/ユーザー名/
のページが開きます。
この場合のauthor=1の1とはユーザーを作成したユーザーの順番を指します。
ユーザーが複数いる場合は数字を変えてアクセスすると、すべてのユーザー名を見つけられてしまいます。
この投稿者アーカイブを無効にするにはプラグインソフトを使う方法がおすすめです。
プラグインでユーザー名を隠す方法
投稿者アーカイブに表示される名前を変更できる「Edit Author Slug」というプラグインがあります。
このプラグインを使うとユーザーのプロフィールページに「投稿者スラッグ」としてユーザー名を隠すための設定項目が表示されます。
そこで任意の文字列を指定すれば完全に外からユーザー名を知ることはできなくなります。
その他、「SiteGuard WP Plugin」というプラグインにも、ユーザー名を隠せる機能があります。
「SiteGuard WP Plugin」の「ユーザー名漏えい防御」というメニューから設定をONにするだけで、簡単にユーザー名を隠せます。
その他の方法
プラグインを使わなくても投稿者に関するテーマファイルを直接編集することで、投稿者アーカイブを非表示にできます。
具体的には「author.php」や「functions.php」を編集する方法があります。
テーマによってはうまく機能しない場合もあるのでWordPress初心者にはおすすめしません。
ブログ上の表示名とは
WordPressのログイン時に必要な「ユーザー名」とは別に、「ブログ上の表示名」を設定できます。
ブログ上の表示名は文字通り、ブログ上で表示させるための名前です。
ブログ上の表示名は、漢字やひらがな等の日本語でも設定でき、WordPressの管理画面からいつでも変更できます。
ブログ上の表示名を使う理由
標準のWordPressでは、ユーザー名がブログ上で表示されることがあります。
デザインテーマによっては、記事の投稿者としてユーザー名や表示名がそのままブログ上に公開されてしまう場合があります。
ユーザー名はWordPressの管理画面にログインする時に必要なものなので、なるべく公開しない方が安全です。
ユーザー名がわかってしまうと、ログインページとパスワードがあればログインされてしまうので「ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)」の成功率が上がってしまうからです。
ブログ名と同じユーザー名にしていたり、単純なユーザー名のままに設定していると危険です。
セキュリティー対策のためにも、ユーザー名はページ上に表示させないようにしましょう。
ブログ上の表示名はユーザー名とは別なものを設定するのがおすすめです。
WordPressブログのセキュリティ設定はこちらの記事も参考にしてください。
WordPressブログのセキュリティ対策・初心者でもできる設定10選。
ブログ上の表示名の設定・変更方法
「ブログ上の表示名」はWordPressの管理画面から変更できます。
管理画面の「ユーザー」→「プロフィール」を開くと「ニックネーム」という項目があるのでそこに任意の文字を入力できます。
その後、「ブログの表示名」というプルダウン項目で入力したニックネームを選択し保存すれば完了です。
ユーザー名に関するよくある質問
ユーザーを登録する時に使ったメールアドレスを使って、管理画面にログインできれば、ユーザー名を確認できます。
標準のWordPressでは、日本語のユーザー名は設定できません。
ユーザー名に使える文字列は英数字および記号のみです。
WordPressのファイルをカスタマイズすれば日本語のユーザー名を設定することもできますが、アップデートやプラグインと干渉して不具合が発生する可能性があるのでおすすめしません。
名前のままやSNSのアカウント名などと同じにすると推測されやすいです。
ランダムな文字列や、単語の文字をいくつか入れ替えるアナグラムを使うのもおすすめです。
短すぎるユーザー名や、推測されやすいユーザー名を設定してしまった場合、セキュリティ対策のために変更するのがおすすめです。
ユーザー名を変更しても検索エンジンからの評価には影響ありません。
WordPressのユーザー名に関するまとめ
ユーザー名はなるべく隠すようにしましょう。
WordPressブログのセキュリティ対策・初心者でもできる設定10選。 WordPressにログインできない原因とログインする方法はこちらにまとめています。
WordPressにログインできない原因と対処法