- GA4で自分のアクセスを除外したい
- 自分のアクセスも含まれていないか確認したい
なぜなら、Googleアナリティクスの計測データに自分のアクセスも混ざってしまうと、有効なユーザーのデータが得られないからです。
アナリティクスを導入したら、忘れずに除外する設定をしましょう。
・正しく除外できているかを確認する方法
自分のアクセスを除外すべき理由
自分自身のアクセスを除外すると、自分以外のユーザーのデータだけを得られます。
除外をしておかないと、あなた自身のアクセスもアナリティクスのレポートに含まれてしまうので、実際よりもページの滞在時間が長くなってしまったり、ページビュー数が多くカウントされてしまいます。
アナリティクスのデータは遡って削除できないので、最初に除外設定をしておくのがおすすめです。
ブログのアクセス数を増やす方法はこちらの記事で解説しています。
ブログのアクセス数を増やす方法13選・増えない場合の対策
アナリティクスから自分のアクセスを除外する3つの方法
アナリティクスから自身のアクセスを除外するには主に3つの方法があります。
- 「アドオン」を使って除外する方法
- IPアドレスを指定して除外する方法
- スマホからのアクセスを除外する方法
この3つの方法は、新しいGoogle Analytics 4(GA4)と既存のユニバーサルアナリティクス(UA)にも対応している方法です。
それぞれの方法にメリット、デメリットがあるので理解して使い分けましょう。
「アドオン」を使って除外する方法
自分のアクセスを除外する一番簡単な方法は、Webブラウザーにアドオンを追加する方法です。
アドオンとはWebブラウザーに機能を追加するためのソフトのことです。
拡張機能とも呼ばれます。
設定方法はとても簡単です。
「Googleアナリティクスオプトアウトアドオン」をブラウザーにインストールするだけです。

インストールしたブラウザーからのアクセスは、すべてのGoogleアナリティクスで計測できなくなります。
- インストールするだけなので一番簡単
- ON・OFFの切り替えもできる
- 複数のサイトでも一括で除外できる
パソコンのブラウザーに追加するだけで除外できるので、パソコンに詳しくない人にも依頼しやすいです。
- スマホからのアクセスは除外できない
- ブラウザーごとにインストールが必要
- 関係のないサイトも除外してしまう
対応しているブラウザー:
・Google Chrome
・Firefox
・Safari
・Microsoft Edge
IPアドレスを指定して除外する方法
あなたのアクセス元のIPアドレスを指定して、アナリティクスのレポートから除外する方法です。
この方法で除外するにはGoogleアナリティクスの管理者による設定が必要です。
- 同じIPなら複数端末でも除外できる
- 追加ソフトが不要
⇒スマホからのアクセスも同じWi-Fi経由なら除外できる。
⇒アナリティクスの設定だけで除外できる。
- IPアドレスが変わる場合がある
- 初心者には設定が難しい
- 除外を外す場合は面倒
IPアドレスは固定していないと変わる可能性があります。
知らない間にIPアドレスが変わっていないか、たまに確認しましょう。
IPアドレスが変わってしまうと、再び除外設定が必要です。
除外するIPアドレスを特定する
IPアドレスを指定して自分のアクセスを除外するには、自分のIPアドレスを知る必要があります。
自分のIPアドレスを調べるには以下のようなサービスがおすすめです。
参考 【使用中のIPアドレス確認】cman.jpサイトを開くだけで、現在アクセスしている元のIPアドレスが自動的に表示されます。
ここに表示されたIPアドレスをコピーしておきましょう。
Googleアナリティクスで除外設定をする
Googleアナリティクスの設定でIPアドレスを指定した除外をするには、
- 内部トラフィックとして定義する
- フィルタを有効にする
GA4の設定画面から以下の手順で設定してください。


その中にある「内部トラフィックの定義」を選択します。



traffic_typeの値:デフォルトのinternalのままでOKです。
内部トラフィックを複数の種類に分け、それぞれに応じた処理を行いたい場合は別の名前を設定します。
マッチタイプ:「IPアドレスが次と等しい」など候補の中から選びます。
値:指定するIPアドレスを入力します。
※入力するアドレスはIPv4でもIPv6でもかまいません。


上記の設定方法で特定のIPアドレスからのアクセスを除外することができます。
スマホからのアクセスを除外する方法
Googleアナリティクスに対応していないブラウザーアプリを使うことで、アナリティクスで計測をできなくする方法です。
スマホでIPアドレスの除外が難しい場合は、この方法がおすすめです。
- アナリティクスの設定が不要
- ブラウザーの設定だけで除外できるので簡単
- 普段使っているブラウザーと違う
- 広告が表示されることもある
普段使っているブラウザーと使い分けるのが面倒かもしれませんが、アクセスを除外したい時だけ使うブラウザーとして活用すれば問題ありません。
アナリティクスの計測をブロックできるアプリはいくつかありますが、ここではiPhone用とAndroid用のそれぞれでアプリを紹介します。
iPhoneの場合
iPhoneに対応した広告ブロック用ブラウザー「AdGuard」がおすすめです。
Androidの場合
Androidに対応した広告ブロックアプリは「Free Adblocker」がおすすめです。
Google Playからアプリを追加するだけなので、簡単に使えます。
このブラウザーでアクセスするとGoogleアナリティクスでは計測できなくなります。
計測されずにアクセスをしたい場合のみ、このブラウザー経由でアクセスしましょう。
除外できているかを確認する方法
除外設定をしたら、実際にGoogleアナリティクスから除外できているかを確認しましょう。
簡単に確認する方法は、実際にページにアクセスをしてみて、Googleアナリティクスのリアルタイムレポートを確認します。
GA4の場合、「レポート」の中に「リアルタイム」のメニューから確認できます。
・ページを移動したりしてイベントを発生させながら確認しましょう。
操作をせずにページのそのまま表示させていても、リアルタイムレポートに変化がありません。
アナリティクスから除外する方法のまとめ
→あとからデータを加工できないので、早めに除外設定をしておきましょう。
・除外には3つの方法がある
→「アドオンで除外する方法」「IPで除外する方法」「ブラウザーを使う方法」のそれぞれにメリット・デメリットがあるので適切に使い分けて除外しましょう。
・3つの方法を併用がおすすめ
確実に除外したい場合は、紹介した3つの方法をすべて使って除外しましょう。
GA4の特徴はこちらの記事で解説しています。
GA4の特徴と既存のアナリティクス(UA)との違い
GA4の導入方法と初期設定はこちらの記事をご覧ください。
【推奨】GA4(Google Analytics4)の導入方法と初期設定