- GA4から自分のアクセスを除外したい
- スマホからのアクセスも除外したい
- 自分のアクセスが除外できているか確認したい
なぜなら、GA4で計測されたデータに自分のアクセスが混ざってしまうと、純粋なユーザーのデータを取得できないからです。
・正しく除外できているかを確認する方法
GA4の使い方はこちらの記事で解説しています。
GA4の使い方・GA4でブログを分析する方法
GA4の導入方法と初期設定はこちらの記事をご覧ください。
GA4の設定方法。WordPressへの導入方法と初期設定
目次
自分のアクセスを除外すべき理由
GA4では自分のアクセスを除外しておかないと、自分のアクセスもGA4のレポートに含まれてしまいます。
実際よりもページのエンゲージメント時間が長くなってしまったり、表示回数が多くカウントされてしまいます。
GA4から自分のアクセスを除外すると、自分以外のユーザーのデータだけを確認できるようになります。
GA4のレポートのデータはあとから遡って削除できないので、最初に除外設定をしておくのがおすすめです。
ブログのアクセス数を増やす方法はこちらの記事で解説しています。
ブログのアクセス数を増やす方法13選・増えない場合の対策
GA4から自分のアクセスを除外する3つの方法
アナリティクスから自分のアクセスを除外するには主に3つの方法があります。
- 「アドオン」を追加して除外する方法
- IPアドレスを指定して除外する方法
- スマホからのアクセスを除外する方法
この3つの方法はそれぞれにメリット、デメリットがあるので使い分けて除外しましょう。
「アドオン」を追加して除外する方法
自分のアクセスを除外する一番簡単な方法は、Webブラウザーにアドオンを追加する方法です。
アドオンとはWebブラウザーに機能を追加するためのソフトのことです。
拡張機能とも呼ばれます。
設定方法はとても簡単です。
「Googleアナリティクスオプトアウトアドオン」をブラウザーにインストールするだけです。
- インストールするだけなので一番簡単
- ON・OFFの切り替えもできる
- 複数のサイトでも一括で除外できる
除外の対象から外したい場合は、拡張機能をOFFにすることもできます。
このアドオンをインストールしたブラウザからのアクセスは、他のサイトに設置されているGA4からも除外されます。
- スマホからのアクセスは除外できない
- ブラウザごとにインストールが必要
- 関係のないサイトも除外してしまう
対応しているブラウザー:
・Google Chrome
・Firefox
・Safari
・Microsoft Edge
IPアドレスを指定して除外する方法
サイトへのアクセス元のIPアドレスを指定して、GA4から除外する方法です。
IPアドレスとは、インターネット上の通信で相手先を識別するための番号のことで、ネット上の住所にあたるものです。
この方法で除外するにはGoogleアナリティクスの管理者による設定が必要です。
- 同じIPなら複数端末をまとめて除外できる
- ソフトの追加は不要
⇒スマホからのアクセスも同じWi-Fi経由なら除外できる。
⇒GA4の設定だけで除外できる。
- IPアドレスが変わる場合がある
- 初心者には設定が難しい
- 除外を外す場合は面倒
IPアドレスは固定していないと変わる可能性があります。
IPアドレスが変わっていると、知らない間に除外ができていないこともあります。
IPアドレスが変わってしまうと、再び除外設定が必要です。
自分のIPアドレスを調べる方法
IPアドレスを指定して自分のアクセスを除外するには、自分のIPアドレスを知る必要があります。
自分のIPアドレスを調べるには以下のようなサービスがおすすめです。
参考 【使用中のIPアドレス確認】cman.jpサイトを開くだけで、現在アクセスしている元のIPアドレスが自動的に表示されます。
ここに表示されたIPアドレスをコピーしておきましょう。
GA4で除外設定をする
GA4の設定でIPアドレスを指定して除外をするには、
・内部トラフィックとして定義する
・フィルタを有効にする
という2つのステップが必要です。
GA4の設定画面から以下の手順で設定してください。
その中にある「内部トラフィックの定義」を選択します。
traffic_typeの値:デフォルトのinternalのままでOKです。
内部トラフィックを複数の種類に分け、それぞれに応じた処理を行いたい場合は別の名前を設定します。
マッチタイプ:「IPアドレスが次と等しい」など候補の中から選びます。
値:指定するIPアドレスを入力します。
※入力するアドレスはIPv4でもIPv6でもかまいません。
上記の設定方法で特定のIPアドレスからのアクセスを除外できます。
スマホからのアクセスを除外する方法
特定のブラウザアプリを使うことで、アナリティクスでは計測できないようにする方法です。
Google ChromeやSafari経由のアクセスはGA4で計測されてしまいますが、特定のアプリは計測されません。
スマホでIPアドレスの除外が難しい場合は、この方法がおすすめです。
- アナリティクスの設定が不要
- ブラウザーの設定だけで除外できるので簡単
- 広告が表示されることもある
普段使っているブラウザーと使い分けるのが面倒かもしれませんが、アクセスを除外したい時だけ使うブラウザーとして活用すれば問題ありません。
アナリティクスの計測をブロックできるアプリはいくつかありますが、ここではiPhone用とAndroid用のそれぞれでアプリを紹介します。
iPhoneの場合
iPhoneに対応した広告ブロック用ブラウザー「AdGuard」がおすすめです。
Androidの場合
Androidに対応した広告ブロックアプリは「Free Adblocker」がおすすめです。
Google Playからアプリを追加するだけなので、簡単に使えます。
このブラウザでアクセスするとGA4では計測できなくなります。
計測されずにアクセスをしたい場合のみ、このブラウザを使ってアクセスしましょう。
除外できているかを確認する方法
除外設定をしたら、実際にGoogleアナリティクスから除外できているかを確認しましょう。
簡単に確認する方法は、実際にページにアクセスをしてみて、GA4のリアルタイムレポートを確認します。
GA4の場合、「レポート」の中に「リアルタイム」のメニューから確認できます。
・ページを移動したりしてイベントを発生させながら確認しましょう。
操作をせずにページのそのまま表示させていても、リアルタイムレポートに変化がありません。
除外に関するよくある質問
この記事で紹介した方法でもサーチコンソールのアクセスには含まれてしまいます。
IPアドレスにはIPv6方式とIPv4方式があります。
IPv4のアドレスを指定した場合は、IPv6のアドレスは除外できません。
動的IPアドレスは、サーバーやルーターによって一定期間ごとにIPアドレスが変更されてしまいます。
プロバイダーで固定IPサービスを利用している場合は、IPアドレスを固定できます。
GA4から自分を除外する方法のまとめ
GA4の使い方はこちらの記事で解説しています。
GA4の使い方・GA4でブログを分析する方法
GA4の初期設定と導入方法はこちらの記事をご覧ください。
GA4の設定方法。WordPressへの導入方法と初期設定