中小企業にとってサーバーとは、ホームページの設置だけでなく業務としてメールアドレスの活用など、レンタルサーバー選びは重要です。
ランキング形式で紹介されているサイトもよく見かけますが、中小企業にとって本当に良いレンタルサーバーとはどんなサーバーでしょうか。
この記事では私が実際に個人事業主や中小企業のクライアントに導入した経験をもとに解説します。
レンタルサーバーのスペックも日進月歩で進化していて、一概には比較が難しいため、この記事は2020年12月10日時点での情報を基に書いています。
中小企業に最適なレンタルサーバーとは
レンタルサーバーと言っても個人向けに提供されているものから、大規模サイト向けまでたくさんの種類があります。
サーバーをレンタルする目的としては、ホームページを公開する他、独自ドメインのメールアドレスを作成したり、ファイルサーバーとして利用する場合などがあります。
・WordpressなどのCMSを使いたい
・複数のドメインで運用したい(サブドメインも)
・データベースなどを使ったシステムを構築したい
レンタルサーバーの種類と契約するもの
一般的にサーバーはデータを置くためのスペースでウェブサーバーなどと呼ばれます。
それとは別に独自ドメインを取得する場合、通常はドメイン取得サービスを利用してドメインを取得します。
そして、取得したドメインを契約したサーバーで使えるように割り当てます。
サーバーを変更したい場合はこの割り当てを変更することで、サーバーを切り替えることができます。
そのため、新規でホームページを立ち上げる場合にはレンタルサーバーどドメイン取得サービスの2つの契約が必要になります。
契約が必要になるケース
自社で契約する場合は、自社である程度の知識のある管理者が必要です。
もし管理者がいない場合はホームページを制作するタイミングで、サーバーの契約から管理も含め制作会社に依頼することもできます。
サーバーは契約するだけでなくその後の運用を考えておきましょう。
誰が管理するのかによって、選び方も異なります。
法人向けと個人向けの違い
個人向け、法人向けの大きな違いはサーバーのスペックと安全性です。
個人向けでは主に個人ユーザーが使うことを想定し、あらかじめ簡単に扱えるような機能が用意されていたり、費用も安く抑えられています。
その分スペックもそれなりで、できないこともあります。
個人向けレンタルサーバーではおおよそ月額1,000円程度までのものが主流ですが、法人向けは月額3,000円位~が相場です。
個人向けレンタルサーバーのおすすめはこちらの記事をご覧ください。
【2020年最新版】失敗しないレンタルサーバーの選び方
共用サーバーと専用サーバー
レンタルサーバーには大きく分けて「共用サーバー」と「専用サーバー」の2種類があります。
住居に例えるとマンションタイプか戸建てタイプか、というようなイメージです。
共有サーバーは1つのサーバーを他のユーザーと共用することでサーバーの料金を抑えることができます。
専用サーバーは、サーバーを契約者が自由に使うことができ、カスタマイズができる幅が広がります。
その分メンテナンスも自前でやる必要があるため、大規模サイト向けで利用されます。
サーバーを選ぶ時の注意点
では、実際に中小企業がサーバーを選ぶ場合、どんな点に注意して選べば良いのでしょうか。
有名なサーバーであればどれを選んでも大きな差はありませんが、細かい部分で特徴や料金体系、サポート体制が異なります。
いくつかのポイントごとに解説していきます。
ページの表示速度で選ぶ
サーバー上にホームページを構築していくと、作り方によってはページの表示速度が遅くなっていきます。
スピードが遅い原因がページの作り方の問題であれば、修正し改善できますが、サーバー自体の問題の場合、解決することは難しいです。
特に表示上のスペックだけではわからず、使ってみて初めて分かることもあります。

安定性で選ぶ
中小企業向けサーバーのページを見ると、”稼働率99.99%以上”などと謳っているサービスもあります。
安定性が高くないサーバーでは、メンテナンスが頻繁にあったり障害が発生し、サイトの表示が一時的にできなくなる場合もあります。
サーバー自体に障害が起きて停止してしまうと、こちらでは何もすることができない状態になりますので、安定性が高いサーバーかどうかも選ぶポイントの1つです。
万が一に備えて選ぶ
特にビジネスのためのサイトであれば、万が一に備えてバックアップすることが必須です。
WordPressを使ったサイトではプラグインを使って、サイト上のデータをバックアップすることもできますが、その他のファイルについてもサーバー上にあるものは常にバックアップ環境を整えておくことをおすすめします。
レンタルサーバーによっては自動的にバックアップを取り、万が一の場合にはすぐに過去の状態に復帰できる独自のツールを用意しているものもあります。
プラグインでWordPressのバックアップを取る方法
サポート体制で選ぶ
何も問題なければ必要ありませんが、何か不具合が起きた場合にはサポートが必要になります。
レンタルサーバーの会社によっては、フォームによる受付のみだったり、電話やチャットが使えたりとサポートについても差があります。
24時間電話サポートを受け付けているサーバーもあります。
おすすめの法人向けレンタルサーバー

費用は月額3,240円(税抜)~ですが、一番安いプランで十分です。。
エックスサーバービジネスの詳細についてこちらの記事もご覧ください。



