ブログサイトなどのドメインを決める際にこんな疑問はありませんか?
・どうやってドメインを決めるのがいいの?
・ドメインの種類によって何が違う?
・SEOに有利なドメインとは?
・なるべく安くドメインを取得する方法は?
一度取得したら変更することはできないので、失敗したくないですよね。
この記事では失敗しないドメイン名の決め方とドメインの取得方法について解説しています。
目次
ドメインとは
ドメインとは、サイトの住所にあたるものでURL(アドレス)の一部です。
例えば、GoogleのURLはhttps://www.google.co.jp/なのでgoogleの部分をドメインと呼びます。
ドメインの末尾の.comにあたる部分をトップレベルドメインと呼びます。
自分で選んだドメインを取得することができるので独自ドメインとも呼び、先着順なので既に取得済のドメインは取得できません。
1年単位で料金を支払い取得することできます。
ドメインを取得するメリット
・アドレスを変更しなくて済む
・覚えてもらえる
自分のものになる
アメブロなどのサービスでは、ameblo.jp/〇〇 というように〇〇の部分だけ設定できますが、これは独自ドメインではないのであなたのものではありません。
もしアメブロから他のサービスに引っ越す場合や、サービスが終了した場合も、アドレスを継続して使うことができません。
独自ドメインを取得していれば所有者はあなた自身になるので、一生使うことができます。
Googleはサイトの価値をドメインに紐づけて評価します。
独自ドメインを持つことでサイトの価値を高めることができ、コンテンツとしての資産を積み上げいくことができます。
URLを変更せずにサーバー乗り換えができる
独自ドメインを取得すると、サイトを作り替えたり、サーバーを乗り換えたりしても同じドメインを使い続けることができます。
レンタルサーバーを変更しても同じドメインを使うことで、Googleの評価も引き継ぐことができます。
サイトをリニューアルするからといって、これまで使っていたドメインを削除する必要はありません。
覚えてもらえる
会社名やサービス名を使ったドメインを取得すると、名刺やメールアドレスとして活用することができます。
さらにできるだけ短いドメイン名を使うと相手に覚えてもらいやすくなります。
〇〇.comといった感じで印象に残るドメインであればあるほど良いでしょう。
〇〇の部分を漢字やひらがな等を指定する日本語ドメインも普及してきているので、視覚的な宣伝効果も期待できます。
【ドメインの選び方】日本語ドメインのメリット・デメリット
ドメインの種類と特長
ドメインは、「.com」や「.jp」などドメインの末尾(トップレベルドメイン)の組み合わせがあります。
価格も種類によって異なります。
代表的なトップレベルドメインの一部を紹介します。
.com
.comは会社を意味するCompanyの略です。
会社法人でなくても誰でも取得することができます。
ドットコムという響きでわかりやすく、他のドメインに比べ取得費用が安いのが特徴です。
世界で最も多く取得されているドメインなので、希望する独自ドメインが既に誰かによって取得されている可能性が高いことがデメリットです。
.jp
.jpは日本のJapanを表すドメインです。
2文字で短くスマートな印象を与えることができます。
日本国内でのみ取得することができます。
デメリットは更新費用がやや高いという点です。
.org
.orgはOrganizationを表すドメインです。
非営利団体向けに用意されたドメインでしたが、現在では誰でも取得できるようになっていて、一般的なドメインとして使われています。
.info
.infoはinformationの略です。
情報発信するサイトというイメージで使われることがありますが、誰でも自由に取得できるドメインです。
.tokyo などの地域ドメイン
地域を表すドメインとして、それぞれの地域でサービスを展開している企業やお店などのサイトに使われることが多いです。
比較的新しいドメインなので、取得しやすいドメインです。
取得料金を安くしているサービスが会社も多いので人気のあるドメインです。
地域ドメインは地域に関係なくても誰でも取得可能です。
ブログドメインの3つの決め方
短くする
ドメインはなるべく短いほうが良いです。
会社名やサービス名で取得する例が多いですが、できるだけ短い方が覚えてもらいやすいです。
名刺などに記載する場合も短い方がスマートです。
サイトの内容にあったものにする
サービスの内容やサイトの内容にあった文字列で取得するようにしましょう。
覚えることができないような意味不明な英数字ではなく、意味のある単語をつなげるなど、Googleにも認識ができる文字が良いです。
これはSEOにもつながります。
ドメインを取得する方法
独自ドメインは、1年単位で取得・更新が必要です。
レンタルサーバーとセットで契約することが多く、ドメイン取得サービスの料金を比較せずに契約してしまう方が多いようですが、レンタルサーバーの会社とは別契約なのでどの会社で取得しても利用できます。
これからサーバーとドメインの契約を新規でする方は、サーバーとドメインがセットになっているプランの方が安くなります。
【10分で完成】ConoHaでWordPressブログの始め方
取得サービスの選び方
ドメイン取得サービスで希望のドメインを申し込んで取得します。
クレジットカード等で決済をすればその後すぐに利用することができます。
独自ドメイン取得サービスは何社もあるので、有名なサービスをご紹介します。
WordPressでサイトを構築する場合など、一般的なサイトで利用する場合はどの会社で取得してもサービスに差はないので、少しでも安い会社で契約することをおすすめします。
レンタルサーバーの会社と別な会社でドメインを取得、保有することができます。
ドメイン取得サービスによって取得価格、更新価格が様々です。
エックスドメイン
エックスドメインはエックスサーバー社が運営するドメイン取得サービスです。
レンタルサーバーはエックスサーバーを使うからといってエックスドメインで取得しなければならないわけではありませんが、費用で比較してみてもエックスドメインでドメインを取得することをおすすめします。
最大の特長は更新費用が安いことです。
.comのドメインなら380円で取得でき、更新費用も1,180円で済みます。
ドメインの種類によって値段が異なりますが、エックスドメインが一番安いです。

お名前.com
お名前.comはGMOグループが運営しているサービスで、ドメインに関しては一番有名だと思います。
最大の特徴は580種類のドメインから選べるという種類の豊富さです。
中古ドメインの売買ができるのもお名前.comならではです。

取得後の管理画面や、サーバーとの紐づけがわかりづらいのがデメリットです。
ムームードメイン
ムームードメインはお名前.comと同じGMOグループが運営しています。
ムームードメインの最大の特長は.jpドメインが安いことです。


ドメインの料金比較
ドメインの料金は年単位で取得、更新が必要です。
ドメイン取得サービスによって各社料金が異なるので、.comの価格と.jpの価格を例に比較してみました。
※いずれも税抜価格です。
.comの場合 | 取得 | 更新 |
---|---|---|
エックスドメイン | 260円 | 1,180円 |
お名前.com | 760円 | 1,280円 |
ムームードメイン | 1,160円 | 1,480円 |
.jpの場合 | 取得 | 更新 |
---|---|---|
エックスドメイン | 1,480円 | 2,820円 |
お名前.com | 2,800円 | 2,840円 |
ムームードメイン | 1,850円 | 3,040円 |
ほとんどのドメイン取得サービスでは、取得時の料金が更新時の料金よりも安く設定されています。
そのため、多くの人は安く取得できるサービスで契約してしまいがちですが、1年目だけの料金だけではなく2年目以降の費用で検討しましょう。
途中解約はできませんが、管理会社を乗り換えることはできます。
管理会社を別な会社に移すことをドメインの「移管」と言います。
ドメインを無料で取得する方法
レンタルサーバーによってはサーバーの契約と同時に独自ドメインを取得すると、ドメインを永久に無料で使えるサービスもあります。
ConoHa WINGの場合
ConoHa WINGではWINGパックというドメインとサーバーがセットになったプランを選択すると、独自ドメインの取得・更新費用がずっと無料になります。
ConoHaサーバーを使う場合は、WINGパックを利用してサーバーと一緒にドメインを取得するのが最もお得です。

エックスサーバーの場合
エックスサーバーでは、キャンペーンを適用させることでドメインを永久に無料にすることができる場合もあります。
エックスサーバーの評判についてはこちらの記事をご覧ください。
【実体験】エックスサーバーの評判が良い6つの理由
エックスサーバーはキャンペーン中の申込みがおすすめ
mixhostの場合
mixhostではWordPressクイックスタートというサービスを利用してサーバーとドメインをセットで契約すると、ドメインを永久に無料で使うことができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
使ってみてわかったmixhostサーバーの評判とデメリット
ドメイン取得時の注意点
では実際にドメインを取得する時はどんな点に注意すれば良いのでしょうか。
会社によって価格が違う
同じドメインでもドメイン取得サービスによって取得料金・更新料金が異なります。
特に取得料金だけでなく、1年単位の更新料金も含めて取得・管理するサービスを検討しましょう。
大幅に値上がりすることがある
一度取得したらサイトがある限り契約し続けるドメインですが、知らず知らずのうちに更新費用が値上がりする場合もあります。
ドメインは”移管”という管理サービス会社を変更することができるので、更新料金を確認しておきましょう。
よくある質問
ドメインを変更したい場合は、新たに取得しなおすことになってしまうので、慎重に選びましょう。
Googleのサイトの評価はドメインに紐づかれるので、サイトの運用歴などによってドメインの価値に差がでますが、.comより.jpが良いということはありません。
ドメインの文字によって順位が変わるということはありませんが、GoogleではURLを意味のある文字列にすることを推奨しています。
そのためできればサービス名やサイトの内容を含めたドメインの方が良いでしょう。
ただし、日本語ドメインの場合は、Punycode変換という英数字の文字列に置き換える必要があるので実用的ではありません。
まとめ
ドメインはサービス会社によって1年目だけ安く、更新費用が高い場合があるので注意しましょう。
失敗しないドメインの決め方と安く取得する方法
【ドメインの選び方】日本語ドメインのメリット・デメリット