WordPressブログを始めたら、必ず最初に初期設定を確認しましょう。
WordPressの初期設定はセキュリティ対策のためだけでなく、ブログへのアクセス数を増やすためにも重要だからです。
後から変更するとアクセスが減っていしまう可能性もあるので、必ず最初に設定しておきましょう。
・検索エンジンに評価されるための設定
・WordPressブログのセキュリティ対策の基本
特に重要度の高い初期設定から紹介します。
必須のWordPress初期設定3つ
WordPressの初期設定には必須の初期設定と、できればやっておいた方がいい推奨の初期設定があります。
必須の初期設定を最初にやらないと、ブログのアクセス数にも悪影響がでます。
あとからやると負担が大きくなってしまうので必ずWordPressブログをインストールしたら確認しましょう。
- サイトアドレスの確認
- SSL設定
- パーマリンク設定
サイトアドレスの確認
サイトアドレス(URL)が正しいURLになっているかを確認してください。
WordPressをインストールする際に正しく指定できれいれば問題ないはずですが、万が一違うURLだと修正するのが大変です。

「サイトアドレス (URL)」は実際にブラウザーに表示されるサイトアドレスです。
その場合、意図せずサーバーの初期ドメインにWordPressをインストールしていまっている場合も考えられます。
もし間違った階層にWordPressを設置してしまった場合は、正しい位置に再度インストールしましょう。
間違えて変更してしまうと、WordPressにアクセスできなくなる可能性があります。
サーバーの申込み直後やSSLの設定直後にhttpからhttpsへ変更すると一時的にアクセスできない状態になります。
httpsに変更する場合は、httpsでアクセスできることを確認してから設定しましょう。
SSL設定
SSLとは、ブログと読者の通信を暗号化するための技術のことです。
SSLに対応させるにはサーバーの設定が必要です。
設定するとURLはhttpからhttpsに変更されます。
※エックスサーバーの「WordPressクイックスタート」でインストールした場合は自動的にSSLに対応されます。
WordPressは初期設定のままだとブログのURLがhttpのままになっているので、WordPressの一般設定でhttpsに変更しましょう。
変更するとURLが変わるので、直ちに再度ログインが求められますが、同じログイン情報でログインできます。
ブログをSSL対応にする方法はこちらの記事にまとめています。
【必須】WordPressブログをSSL化する方法とデメリット
パーマリンク設定
パーマリンクとは、記事ごとに設定されるURLのことです。
あとからパーマリンク設定を変更すると、アクセス数にも影響があるので必ず最初に設定しましょう。
設定を変更すると記事のURLが変わってしまいます。
日付や数字ベースなど様々な種類のパーマリンクがあります。
特に理由がない場合は「投稿名」のタイプを選択するようにしましょう。
それによってアクセスが減ってしまったりGoogle評価が下がる可能性があります。
URLを後から変えずに済むように、最初に正しく設定しておきましょう。
WordPressのパーマリンクの決め方はこちらの記事をご覧ください。
WordPressのパーマリンクの決め方と設定方法【Google推奨設定】
やった方がいいWordPressの初期設定7つ
必須ではないけれど、最初にやっておくと良いおすすめの初期設定を紹介します。
設定しておくと不要な情報を削除でき、セキュリティー対策にもなります。
初心者でも約10分あれば全て設定できます。
- テーマ設定
- サイトのタイトル設定
- ニックネームの設定
- プラグインの削除と追加
- 不要なページの削除
- コメント機能の停止
- ウィジェットの整理
テーマ設定
WordPressのテーマは、ブログのデザインや全体のレイアウトを一括で設定することができます。
好きなデザインのテーマを選択するだけで、ブログのデザインを一気に変えることができます。
無料のテーマや有料のテーマが販売されています。
あとで変更もできますが、テーマ独自の機能を使っている場合、テーマを変更するとレイアウトが崩れてしまうので、なるべく最初に選んだものを使い続けましょう。
たくさんの公式テーマがありますが、ほとんどが海外製のテーマなのでサポートやマニュアルを考えると初心者向けではありません。
WordPressテーマの選び方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
【初心者向け】WordPressテーマの選び方と6つの注意点
サイトのタイトル設定
サイトのタイトルは、Google検索結果の青字で表示されるブログタイトルにもなります。
タイトルは検索エンジン最適化で最も重要な要素なので、しっかりと設定しましょう。
キャッチフレーズ:説明文(description)として表示される部分です。ブログの内容にあったものを入力しましょう。
ただし、設定してもGoogleの検索結果にそのまま表示されるとは限りません。
細かく調整したい場合は、SEO関連のプラグインを使うのもおすすめです。
WordPressブログにおすすめなプラグインはこちら
【2023年版】WordPressブログにおすすめプラグイン7選
ニックネームの設定
ブログのテーマによっては記事を投稿するとWordPressのユーザー名が表示されてしまいます。
ユーザー名を表示させたくない場合は、ニックネームとして表示させる名前を設定できます。
標準ではWordPressにログインするユーザー名がニックネームとして設定されています。
入力するとすぐにその下にある「ブログ上の表示名」を選択できるようになります。
プラグインの削除と追加
WordPressをインストールすると最初からいくつかのプラグインがインストールされています。
使わないプラグインは、削除するのがおすすめです。
最初からインストールされていて、削除してOKなプラグインは以下のようなプラグインです。
Akismet Anti-Spam:コメント投稿のスパム対策用のプラグインです。
今すぐコメントを受け付けるブログでなければ削除しておきましょう。

不要なページの削除
WordPressをインストールした時点で自動的に作られているページは削除してOKです。
WordPressをインストールした状態では記事のサンプルとして、「Hello World!」という投稿記事と、「サンプルページ」という固定ページが公開されています。
サンプル記事として用意されているだけので削除してOKです。
特に記事に対するコメントを受け付けている状態の場合、スパムコメントが届く可能性があります。
コメントをオフにするか、記事を削除しておきましょう。
コメント機能の停止
WordPressでは各投稿や固定ページにコメントできる機能があります。
初期の設定では「オン」になっています。
スパムコメントが届く可能性があるので、コメント機能を使わない場合は「オフ」にしておきましょう。
「投稿のデフォルト設定」欄にあるチェックボックスを全て外しておきましょう。
ウィジェットの整理
WordPressのウィジェットとは、サイドバーやフッターエリアに様々なパーツを設置できる機能のことです。
WordPressを設置すると同時に、いくつかのウィジェットが設定されています。
使わないウィジェットは削除しておきましょう。
特に「メタ情報」というウィジェットは、ブログ読者にとっては不要な表示なので削除しましょう。
「メタ情報」の中にはログインURLなども含まれていて他人に知らせてしまうことになるので、セキュリティ対策としても削除をおすすめします。
初期設定を代行する方法
WordPressの初期設定を全部自分でやるのは大変、正しく出来ているか確認したい、という方は初期設定を代行する方法があります。
クラウドソーシングサービスのココナラでは、WordPressの初期設定代行も数多く出品されています。
フリーランスなどの個人に依頼できるので、業者に依頼するよりも安く済みます。
2,000円~5,000円位で出品しているサービスが多いです。

まとめ
この記事ではWordPressブログに必要な初期設定や、やっておいた方がいいWordPressの初期設定10個を紹介しました。
ここで紹介したもの以外にも、特にWordPressではセキュリティ対策も必須せす。
WordPressのセキュリティ対策について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
初心者でも簡単。WordPressブログのセキュリティ対策10選
WordPressブログのバックアップはこちらの記事で解説しています。
【簡単】WordPressのおすすめバックアッププラグイン