WordPressブログなら今使っているサーバーから別のサーバーに引っ越すことができます。
今使っているサーバーから新しいサーバーへ引っ越しをすると、今より安くなったり、表示速度を速くできます。
長期間同じサーバーのプランを使っている場合、サーバーやプランを見直すことをおすすめします。
特に3年位ずっと同じプランを使っているのであれば見直しが必要です。
・できるだけ簡単にサーバーを引っ越す方法
・サーバー移行時に気を付ける注意点
WordPressブログの引越しとは
WordPressブログは簡単に別のサーバーに移行できます。
WordPressブログの表示速度が遅くなったり、動作に問題がある場合には、サーバーの移行を検討しましょう。
現在利用しているサーバーから他の新しいサーバーにデータを移行することで、WordPressブログをそのまま引っ越すことができます。
サーバー移行をするメリット
- ページの表示速度が改善される
- コスパの良いサーバーに変えられる
ページの表示速度の改善のため
ページの表示速度が遅いことが不満で、サーバーを乗り換える方が多くいます。
ブログページの表示速度が遅いとGoogleからの評価が悪くなります。
どんなにページを改善しても、速くならない場合は、サーバー自体の問題なのでサーバーの移行を検討しましょう。
コスパの良いサーバーへ
サーバーのコストパフォーマンスは年々向上しています。
申込み当時は良かったサーバーでも、今ではもっと良いサーバーが誕生しています。
サーバーを長く使っていると、旧プランの状態で利用していて、新プランに対応していない場合もあります。
WordPress用のサーバー選びはこちらの記事をご覧ください。
【2023年最新】初心者向けWordPressブログ用サーバーの選び方
サーバー移行をするデメリット
- 移行作業が面倒
- 検索順位が下がる可能性がある
- 反映されるまでに時間がかかる
移行作業が面倒
現在のサーバーに問題を感じていても、移行作業が面倒なので引っ越しをしていない方が多いです。
特に古いサーバーから最新のサーバーに移行する場合、WordPressブログを動かしていた環境が大きく変わるため、予期せぬ不具合が発生することもあります。
移行作業には数時間くらいかけるつもりで準備しましょう。
移行後の確認にも時間をかけてチェックしましょう。
検索順位が下がる可能性がある
正しい方法で引っ越しをしないと、引っ越した後にGoogleの検索順位が大きく下がる場合があります。
特にドメインを変更する場合は気をつけましょう。
反映されるまでに時間がかかる
ドメインの設定でサーバーを切り替える時にはDNS設定が必要です。
DNS設定を変更しても、旧サーバーから新サーバーへの情報が反映されるまでにタイムラグが発生します。
変更してすぐは、旧サーバーにアクセスするユーザーと、新サーバーにアクセスすることになります。
作業をしてすぐに新しいサーバーにアクセスできるわけではありません。
どちらのサーバーにもアクセスできない、という状態は避けられます。
4つの移行方法
WordPressブログを別なサーバーに移行する場合の方法は主に以下の4つです。
どの方法でもドメインをそのまま引き継ぐ移行も、ドメインを変更する引っ越しにも対応できます。
- 移行先サーバーのツールを使う方法
- プラグインを使って移行する方法
- 自力で移行する方法
- 引っ越し代行業者に依頼する方法
移行先サーバーのツールを使う方法
月額1,000円位のサーバーでは、WordPressブログの引越しが簡単にできるツールを提供しています。
必要な事項をフォームに記入するだけで、自動的にそのサーバーに移行を行ってくれます。
サーバーによっては無料で利用できます。
mixhostの移転代行サービスを無料で利用する方法はこちらの記事で紹介しています。
【無料】mixhostの移転代行サービスでWordPressブログを移行する方法
プラグインを使って移行する方法
WordPressブログを移行するためのプラグインがあります。
- 初心者でも手軽にできる
- 無料のプラグインがある
プラグインを使って移行元のWordPressブログからデータをエクスポートし、そのデータを移行先のWordPressブログにインポートする方法です。
WordPressブログに移行におすすめのは「All-in-One WP Migration」という無料のプラグインソフトです。
All-in-One WP Migrationを使うと、ブログデータのバックアップやデータのエクスポート・インポートができます。
移行元のWordPressからデータをエクスポートして、新しいWordPressにそのインポートすることで移行できます。
- データ量によっては有料になる
- 正常に移行できない場合もある
初心者でも簡単に利用できるプラグインですが、インポートできるデータサイズに制限があり、大きなファイルをインポートする場合は有料にする必要があります。
どんなWordPressでも必ずエクスポート・インポートできるわけではありません。
WordPressブログの環境によっては移行作業ができない場合もあります。
初心者の方には少しハードルが高い作業なので、サーバーの乗り換えが面倒だと感じる方も多いようです。
手動で移行する方法
FTPソフトが使える場合、プラグインソフトを使わずに手動で移行することもできます。
- 費用がかからない
- 必要なデータだけを移行できる
- 複雑なブログにも対応できる
- 初心者には難しい
- 時間と手間がかかる
手動でデータを移行する作業は、中級者から上級者の方向けの作業です。
初心者の方がやってデータを破損してしまうリスクもあるので注意しましょう。
WP構成ファイルやアップロードした画像はFTPソフトでダウンロードできますが、記事データなどはダウンロードできません。
WordPressのエクスポート機能を使ってデータベースからエクスポートしてください。
記事データなどエクスポートしたデータベースの内容をインポートします。
引っ越し代行業者に依頼する方法
多少の費用はかかりますが、一番確実な方法です。

サイトの引越し屋さんは、WordPressブログのサーバー移行だけでなく、無料ブログからWordPressブログへの移行や、Wix等のシステムからWordPressブログへの移行作業もやってくれる業者さんです。
最近ではココナラのようなクラウドソーシングサービスを使って、WordPressブログの移行を依頼できます。

サーバー移行に必要な事前準備
WordPressの構成を理解する
WordPressサイトは、デザインなどを構成する「ファイル」と、記事データを格納する「データベース」の2つに区別されています。
記事のデータはサーバーのデータベースに保存されているため、FTPソフトでアクセスできません。
必ずバックアップをしておく
どの引っ越し方法で行う場合でも、引っ越し前にデータをバックアップしておきましょう。
引っ越し作業は多少のリスクがあるので、これまで書いた記事が消えてしまうことがないように、移行前にバックアップをとっておくことをおすすめします。
移行後に確認すること
サーバーの移行作業が完了したら、必ず移行先のサーバーでの動作を確認しましょう。
特に以下の点について確認しましょう。
リンク切れ
もしドメインも変更にする場合、ページ自体は移行できたように見えても、記事の中のリンクや画像の参照元などが正しく表示できていないことがあります。
SSLの引継ぎ
移行先のサーバーでSSL設定が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
必ずSSLの設定ができているのかを確認しましょう。
引っ越しに関わるよくある質問
ドメインを管理している会社のネームサーバー設定を、旧サーバーから新サーバーに変更することで、新しいサーバーでも同じドメインを利用できます。
価値のあるドメインであれば、同じドメインを引き継いで使うことをおすすめします。
一部、Wixなどのツールで作ったブログは手動でコピーが必要なので、規模によっては専門の業者さんに依頼しましょう。

サイトの引越し屋さん
そこで、移行元のサイトや移行先のサイトのどちらかの一部を移行後に変更し、目印となる違いを付けておきましょう。
まとめ
・移行はいつでもできる
・作業が難しいと感じる場合はプロに依頼しよう
ロリポップからエックスサーバーに引っ越す方法はこちらの記事にまとめています。
ロリポップからエックスサーバーへの引越し・移行するメリット