Googleアナリティクスなら、QRコードを読み取ってサイトに訪れたユーザーの行動を測定することができます。
QRコードを作る時にひと手間を加えるだけで、チラシやポスターなどに貼り付けたQRコードからのアクセスしてきたユーザーを計測できるようになります。
・測定するためのQRコードを作る方法
・媒体ごとQRコードで効果を測定するコツ
この記事では効果を測定できるQRコードの作り方とその計測方法を解説します。
QRコードの効果を測定できる仕組み
Googleアナリティクスを使うと、パンフレットやチラシなどの特定のQRコードからページにアクセスしたユーザー(セッション)を把握できます。
例えば、チラシなどの複数の媒体がある場合、それぞれに個別のQRコードを貼り付けることによって、どの媒体からのユーザーが最も利益を生み出しているのかを知ることもできます。
QRコードで成果を測定する手順は以下の3つのステップです。
- パラメーターをつけたURLを作る
- 作ったURLをQRコードに変換する
- Googleアナリティクスでアクセスを確認
パラメーターとは
パラメーター(parameters)とはURLの末尾に追加する文字列(変数)のことです。
www.AAA.com/
↓↓↓
パラメーターを付けたURL:
www.AAA.com?utm_source=A&utm_medium=B&utm_campaign=C
URLの末尾にパラメーターを付けた状態でサイトにアクセスすると、Googleアナリティクスでそのユーザーを判別することができます。
情報収集やデータ分析のために使うパラメーターをパッシブパラメーターと呼び、開くページの動作には変化がありません。
パラメーターの付ける方法
パラメーターの付け方にはルールがあります。
正しくパラメーターをつけないと計測できません。
URLにつけるパラメーターは自由に作成できますが、Googleが提供している「Campaign URL Builder」というサービスを使うと、初心者でも簡単に作成できます。
参考
Campaign URL BuilderGoogle Analytics Demo&Tool
入力項目について解説します。
赤枠で囲った部分がアスタリスク(*)の付いてい必須項目です。
QRコードから誘導する先のURLです。https~入力します。
参照元として識別できる文字列を書きます。
QRコードはQRと記すのが分析しやすいと思います。
メディア・媒体の種類を示すように入力できます。
ダイレクトメールならDMや、パンフレットならpamphletなど区別できるように媒体に合わせて入力します。
上記のメディアの中でも更に細かく区別する時に使うキャンペーンの名前です。
日付を示す20210906など任意の文字列でOKです。
このURLを使ってQRコードを作ります。
QRコードの作り方
QRコードを作るには、無料のオンラインサービスがおすすめです。
フォームにURLを入力をするだけで簡単にQRコードを生成し、画像として保存することができます。
参考
QRコード作成サイト/無料版
Googleアナリティクスで確認する方法
QRコードからアクセスされたユーザーの情報はGoogleアナリティクスで確認します。
最新のGoogleアナリティクス4については、こちらの記事を確認してください。


図のようにどのQRコード経由のアクセスを把握できます。
さらにこのユーザーがその後にどんな行動をとったのかもアナリティクスで分析できます。
まとめ
・QRコードなら媒体ごとの成果を測れる
今回はQRコードの効果を測定するための方法を紹介しましたが、実はパラメーターを付けたURLはQRコード以外の通常のリンクにも活用できます。
パラメーターを付けたURLはメルマガの効果測定やリンクの測定にも活用できます。
GA4の導入方法と初期設定はこちらの記事で解説しています。
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