自分が書いたブログ記事がどんなキーワードで検索された時に表示され、その時の掲載順位はどのくらいなのか気になりますよね。
実は、Googleの検索結果を正しく知ることで、記事を書くヒントが得られます。
そのヒントを元にブログへのアクセス数を増やすことができます。
この記事ではどんなキーワードで検索され、検索結果では何位なのかを知る方法について解説します。
・順位の推移について知る方法
・対策すべきキーワードを知る方法
Googleの検索順位について
Google検索結果の順位を知ることは、ブログ運営に役立ちます。
なぜなら、一般的なブログはほとんどのアクセスが、検索エンジン経由だからです。
Google検索された時に、その検索結果の上位に表示されるかどうかでアクセス数が大きく変わります。
例えばあるキーワードで1位に表示された時のアクセス数は、3位に表示された場合の約2倍、10位の場合の約20倍となっています。
このようなことから、検索結果のできるだけ上位に表示されることが、アクセスアップへの近道となります。
まずはGoogle検索の結果はどのように出しているかについて、勘違いしている方が多いのでいくつかのポイントを確認しましょう。
検索結果は人によって違う
Googleはユーザーの検索履歴に基づいて検索結果が異なる場合があります。
特に直前に検索したキーワードに影響を受けます。
過去に訪問したことがあるサイトをより上位に表示させたり、Googleアカウントにログインした状態で検索をすると、カスタマイズされた検索候補やおすすめが表示されることもあります。
端末ごとではなく、ユーザー単位でカスタマイズされます。
同じアカウントでログインしていれば同じユーザーだと判断され、スマホで検索した履歴はパソコンで検索された履歴と同期されます。
このような行動履歴に基づいたカスタマイズ表示を止めたい場合は、
参考
アクティビティ管理Google
にアクセスして設定をオフにしましょう。
検索結果は時期によって違う
Google検索ではニュースなど新しい情報を求めていると判断した場合は、比較的新しいページを上位に表示させるようになっています。
検索結果画面の上部にある「ツール」というところから、期間を指定して検索することもできます。
例えばイベントの最新情報のみを絞り込んで検索したい場合など、直近1週間以内に更新されたページの中から検索することもできます。
検索結果は場所によって違う
Google検索は検索する場所によって、検索結果に表示されるサイトが異なります。
例えばスマホで「ラーメン」と検索してみてください。
いま東京にいる方であれば都内のラーメン屋さんが表示され、北海道や沖縄のラーメン屋さんが上位に表示されることはないはずです。
これは、「ラーメン」というキーワードで検索するユーザーは、ラーメンが食べたい、これから行けるラーメン屋さんを知りたいというニーズがあると判断しているためです。
スマホでは検索結果の一番下をよく見てみてください。
この図のように検索している場所の情報が検索結果に反映されることを示しています。
ここまで解説した個人に合わせて検索結果を変える仕組みのことは「パーソナライズド検索」と呼ばれています。
検索結果の順位はブログの改善に役立つ
ここまで解説したとおり検索結果の順位は一概ではありません。
ユーザーによって、場所によって、時期によって異なるので常に順位が変わるためです。
細かく毎日気にする必要はありませんが、たまに順位を意識すると良いと思います。
では、どうやって順位を把握するのがいいのでしょうか。
検索順位を調べるための様々なツールがありますが、Googleが提供している「サーチコンソール」というサービスから順位を知る方法がおすすめです。
キーワードごとの検索順位を調べる方法
サーチコンソールで順位を調べる方法がおすすめです。
まだGoogleサーチコンソールに登録していない方は必ず登録しておきましょう。
サーチコンソールを開くと、「検索パフォーマンス」の中に「検索結果」というメニューがあります。
これはある期間の中で、どんなキーワードで検索された時に、自身のサイトが何回表示されたのか、またその時の平均掲載順位やクリック率も表示されます。
Googleアナリティクスではサイトに訪れたユーザーの行動がわかりますが、Googleサーチコンソールではサイトに来る前(Google検索の画面に表示された)のデータがわかります。
実はこの表示回数等のデータを知ることで、競合サイトとの比較ができたり、ページの改善にも役立てることができます。
ブログへの流入キーワードの調べ方はこちらの記事で解説しています。
ブログへの流入キーワードの調べ方・アクセス数を増やす方法
各指標の解説
サーチコンソールの左側のメニューにある「検索パフォーマンス」→「検索結果」を開くとグラフが表示されます。
画面上部に「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」と4つ並んでいるのでそれぞれの数字をクリックすると、各色のグラフの表示・非表示を切り替えられます。
それぞれの項目の意味について解説します。
Googleの検索結果からクリックされた回数です。
Googleの検索結果に表示された回数です。
例えばあなたのページが10位に表示されていたとして、ユーザーは3位までしかスクロールして表示していなかったとしても表示回数には含まれます。
平均CTRとは「Click Through Rate」の略で平均クリック率のことです。
CTR=クリック数 ÷ 表示回数(×100)
例えば、検索結果に100回表示されたけれど1回しかクリックされたなかった場合はCTRは1%です。
同時に複数のリンクが表示されても表示回数は1としてカウントされます。
Googleの検索結果に表示された際の順位の平均です。
検索する状況によって検索結果が異なるため順位そのものを評価するのではなく、相対的に以前より上がったか下がったかなどの傾向を見るようにしましょう。
各ページごとの順位を調べる方法
それでは各ページごとにそれぞれの平均掲載順位を確認する方法について解説します。
下記の画面の場所にある「新規」をクリックすると、絞り込みができる項目が表示されます。
その中からページを選択。
順位を知りたいページのURLを入れて適用をクリックします。
そうするとその条件に当てはまったURLのみのレポートが生成されます。
実際の評価はそれぞれのページごとに、クリック率なども含めて確認する必要があります。
ある程度の表示回数やクリック数がないと、惑わされてしまうので気を付けてデータを分析しましょう。

