WordPressブログを運営していて万が一、データが壊れてしまったり、消えてしまったりすると困りますよね。
しかも原因を特定し、元通りに復元する作業は初心者には大変な作業です。
エックスサーバーには自動バックアップ機能と手動バックアップ機能の2つがあります。
普段は気にすることがないバックアップですが、万が一に備えて正しく使えるように、内容を理解しておきましょう。
この記事ではそれぞれの使い方とメリット、実際の復元方法までを解説します。
エックスサーバーの評判についてはこちらの記事をご覧ください。
エックスサーバーの評判。使った感想と3つのデメリットとは?
目次
バックアップ機能とは?
バックアップ機能とは、サーバーのデータを別な場所に保存し、万が一のトラブルの際にバックアップしたデータを使って復元するためのものです。
エックスサーバーでは、サーバーの故障やその他トラブルに備え2台のハードディスクに同時書き込みをしデータを2重に保存しています。
さらにその上で、すべてのデータのコピーを1日1回バックアップ専用のサーバーに自動でコピーしています。
万が一、データが消失してしまった場合はこのバックアップ専用のサーバーからデータを復元することができるようになっています。
7日間分のデータが保存されているので、過去7日以内であれば任意の時点に復元することができます。
バックアップ機能のポイント
レンタルサーバーごとにバックアップの機能は異なるので以下のポイントを確認しておきましょう。
・バックアップしたデータの保存期間
・バックアップと復元にかかる費用
・万が一の際の復元手順
バックアップされるデータの範囲
バックアップの対象となる領域を分けると、
「WEBデータ」「データベース」「メール」
の3つの領域があります。
データベース:データベース内のデータが対象。
メール:サーバーに保存されているメールのみが対象。
一般的なレンタルサーバーではメール領域はバックアップの対象に含まれていない場合がありますが、エックスサーバーではメールもバックアップの対象として取得されます。
保存期間
データが保存されている期間が長ければ長いほど、以前の状態に戻す範囲が広がります。
エックスサーバーではすべてのデータを過去14日間分まで自動で保存されています。
復元する場合は、どの日の時点に復元するのかを選択できます。
費用
自動も手動もバックアップ自体は無料で提供されているサービスですが、自動でバックアップされたデータを取り出す際に手数料がかかっていました。
これが2020年9月~無料になりました。
そのため、エックスサーバーではすべてのバックアップデータを無料で取得できます。
復元作業
バックアップを取ることよりも復元する方が大変な作業です。
残念ながら完全に元の状態に自動で戻してくれるサービスはないので、あらかじめ復元する場合の作業を確認しておきましょう。
手動でバックアップを取る方法
エックスサーバーは手動でバックアップを取る機能も用意されています。
サーバーパネルにログイン後、「バックアップ」のメニューを開き、「手動バックアップデータ作成」のタブを開きます。
各ディレクトリごとに「作成とダウンロード」ボタンが表示されているのでこれをクリックすると直ちにデータのダウンロードが開始されます。
ダウンロードされる圧縮ファイル形式は「.tar.gz」です。
復元方法
万が一の場合は、バックアップしたデータから復元をする必要があります。
復元できなければバックアップの意味がないので、手順も確認しておきましょう。
エックスサーバーではバックアップデータから簡単に復元ができるようになっています。

復元方法の項目で「対象を指定して復元」を選択するとディレクトリごと、領域ごとに指定できます。

チェックをつけて確認ボタンをクリックします。




まとめ
他のレンタルサーバーにもバックアップ機能はありますが、ここまでバックアップのサービスが充実していれば十分安心して利用できると思います。
できるだけバックアップデータが必要な状況にならないように日ごろからセキュリティ対策をするなどしておきましょう。
エックスサーバーの特徴やデメリットはこちらの記事でまとめています。
エックスサーバーの評判。使った感想と3つのデメリットとは?
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