最近よくエックスサーバーとConoHa WING(コノハウィング)サーバーのどちらかで迷う方が多いようなので、両社の特徴・サービスを徹底比較をしてみました。
私は実際にエックスサーバーとConoHa WINGの両方利用しているので、その実体験を含めてまとめてみました。
この記事は2021年1月17日時点の情報をもとにまとめています。
いろいろなサイトで比較の紹介されていますが、スペックや料金などは頻繁に変更されているので、最新の情報はそれぞれの公式サイトでご確認ください。
サーバー選びとしての結論
まず最初に比較した結果をまとめるとこのようになります。
・エックスサーバー:初めてWordPressを作る超初心者にも優しい。
・ConoHa WING:ある程度の操作はできる初心者でコスパ重視をしたい方向け。
となります。


比較の条件
両社ともに様々なプランが用意されていますが、比較する条件として最安のプランで比較してみました。
どちらのサーバーも一番安いプランで十分使えるので問題ありません。
エックスサーバーは「X10」プラン
ConoHa WINGは「ベーシック」プラン
での比較です。
スペック比較表
まずは基本的な機能・スペックを一覧で見ましょう。
同じ部分はすべて省略し、違いがある箇所のみ表にしました。
契約・料金
エックスサーバー![]() | ConoHa WING![]() |
|
---|---|---|
初期費用 | 3,000円 | なし |
月額費用 (12ヵ月契約) | 1,000円 | 900円 |
月額費用 (36ヵ月契約) | 900円 | 800円 |
無料お試し期間 | 10日間 | 申込み月は無料 (最大31日) |
最低契約期間 | 3か月 | 1時間 |
支払方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 ・ペイジー ・コンビニ払い | ・クレジットカード ・銀行振込 ・ペイジー ・コンビニ払い ・Amazon Pay ・PayPal ・Alipay ・ConoHaカード |
プラン変更 | 上位への変更は翌月 下位への変更は 契約期限月の翌月 | 即時変更可 |
学割 | なし | 10%割引 |
月額料金については大きな差はありませんが、ConoHa WINGは初期費用がかからないので、年間にすると差額が大きくなります。
さらにどの契約期間でもエックスサーバーよりConoHa WINGの方が安いです。
どちらも3ヵ月からのプランがあり、長期契約ほど月々の料金が割引かれるので最低でも12ヵ月のプランがおすすめです。
随時お得なキャンペーンを展開しているので、最新のキャンペーンについてはこちらをご覧ください。
エックスサーバーはキャンペーン中の申込みがおすすめ
ConoHa WINGはキャンペーン中がお得
機能・サービス
エックスサーバー![]() | ConoHa WING![]() |
|
---|---|---|
OS | Linux | Cloud Linux |
CPU | AMD EPYC(Rome世代) | 非公開 |
メモリ | 512GB | 非公開 |
ディスク容量 | 200GB | 250GB |
WordPressテーマ提供 | なし | 割引あり |
自動バックアップ (Web・メール) | 過去7日分 | 過去14日分 |
Webサーバーソフト | nginx | Apache + nginx |
データセンター | 国内 | 非公開 |
簡単インストール機能 | WordPress EC-CUBE PukiWiki | WordPress EC-CUBE |
メールマガジン作成 | 〇 | × |
ディスク容量も200GBも使うサイトなどはほとんどないので、ほぼ無制限と考えて良いでしょう。
ConoHa WINGではWordPressのテーマを割引で提供しています。
サポート
エックスサーバー![]() | ConoHa WING![]() |
|
---|---|---|
お問合せ方法 | メール 電話 | メール 電話 チャット |
メール対応時間 | 365日 24時間 | 平日 10時~18時 |
すぐに解決したい問題があった場合は、営業時間内ならどちらも電話で解決することができます。
ConoHa WINGはチャットでのサポートも対応していますが、メールや電話も含め平日の営業時間内のみです。
一方、エックスサーバーは電話は平日の営業時間のみの対応ですが、メールは24時間対応なので、真夜中でもメールの返信が来ます。
その他
エックスサーバー![]() | ConoHa WING![]() |
|
---|---|---|
運営会社 | エックスサーバー株式会社 | GMOインターネット株式会社 |
運営歴 | ◎ 2003年7月~ | △ 2018年9月~ |
国内シェア | No.1 (180万件) | 不明 (21万件) |
エックスサーバーには安定なサーバー運用を行うためのノウハウが蓄積されているはずです。
エックスサーバーの特長
エックスサーバーは国内シェアNo.1で180万サイトの実績があります。
スピードも高速で機能も十分なのに加え、サポート体制がしっかりしているので安定したサービスを提供している老舗サーバーです。
管理画面がわかりやすいので初心者でも安心して使えるサーバーです。

抜群の安定感
サーバーが安定しているというのは、ダウンしたり障害が発生する頻度が少ないということです。
どのサーバーも24時間365日稼働することを保証しているものではなく、メンテナンスなどによってサイトが開けなくなってしまったり、突然の不具合でサイトが表示されなくなることがあります。
これがエックスサーバーの場合、限りなくゼロに近いのが特徴です。
エックスサーバーの詳細については、こちらの記事もご覧ください。
【実体験】エックスサーバーの評判と2つのデメリット
エックスサーバーのデメリット
ConoHa WINGと比較した場合の、エックスサーバーのデメリットは以下の2点です。
初期費用がかかる
ConoHa WINGには初期費用がありませんが、エックスサーバーの初期費用は3,000円です。
初期費用を含めて計算すると、どのプランでもConoHa WINGより高い設定になってしまいます。
プランの変更が柔軟にできない
ConoHa WINGは管理画面から随時プランの変更ができ即時反映されますが、エックスサーバーは翌月以降にしか反映されません。
変更する予定がなければ特に問題ありません。
ConoHa WINGの特長
国内トップクラスのスピードを誇るサーバーです。
ドメインとセットの「WINGパック」
サーバーの契約時にドメインを取得する場合は、セット価格になる「WINGパック」を選ぶとお得になります。
サーバー契約期間中はドメインがずっと無料になり、利用料も期間に応じて割引されるというものです。

Conoha WINGの詳細については、こちらの記事もご覧ください。
【実体験】ConoHa WINGサーバーの評判と3つのデメリット
ConoHa WINGのデメリット
無料お試し期間がない
エックスサーバーには10日間の無料お試し期間がありますが、Conoha WINGではレンタルサーバーの無料お試し期間はありません。
ただし、通常プランであれば1時間あたり2円という時間単位での課金方式なので、24時間で解約したとしても48円で済みます。
低価格で数日だけ試すことも可能なので、気軽にお試しできます。
サポートは平日のみ
ConoHa WINGではメールに加え、電話とチャットでもサポートを受け付けていますがいずれも平日のみの対応です。
特に初心者の方は何か設定を変更したりする作業は平日に行えば、特に問題ではないでしょう。
ちなみにエックスサーバーのメールサポートは土日も含めて24時間365日メールの返事がきます。
運用歴が短い
エックスサーバーは安定感があるのに対して比較的新しいConoHa WINGでは、たまにサーバーが停止していまうことがあります。
その場合にはこのようなメールが送られてきます。


まとめ
エックスサーバーとConoHa WINGサーバーのそれぞれの機能、特長を比べた上で最終的にまとめると以下のようになります。



