WordPressでサイトを作ろうとしたとき、いろんなサーバーが紹介されていてどれにしようか迷う方が多いようです。
エックスサーバーとmixhost
を比較することが多いようです。
両者は似たようなサービスなのですが、それぞれには若干の違いがあります。
この記事ではその中でも、エックスサーバーとmixhostの違いについて、実際に現在も利用している経験を基に解説していきます。
比較の条件
まず比較する条件として、どちらも様々なプランが用意されていますが、最安のプランで比較してみました。
どちらのサーバーも一番安いプランでも、普通のブログサイトでは十分なスペックがあるので問題ありません。
エックスサーバーは「X10」プラン、mixhostは「スタンダード」プランでの比較です。
この記事は2020年12月14日時点の情報をもとにまとめています。
細かいスペックやサービスは随時変更されていきますので、最新の情報はそれぞれの公式サイトでご確認ください。
スペック比較表
まずは基本的な機能・スペックを一覧で見ましょう。
同じ部分はすべて省略し、違いがある箇所のみ表にしました。
契約・料金
※それぞれキャンペーンを随時開催しているのでキャンペーン価格は省いて比較しています。
エックスサーバー![]() | mixhost![]() |
|
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初期費用 | 3,000円 | 無料 |
月額費用 (3ヵ月契約) | 1,200円 | 1,380円 |
月額費用 (6ヵ月契約) | 1,100円 | 1,180円 |
月額費用 (12ヵ月契約) | 1,000円 | 980円 |
無料お試し期間 | 10日間 | なし (30日間返金保証) |
支払方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 ・ペイジー ・コンビニ払い | ・クレジットカード ・銀行振込 ・PayPal |
プラン変更 | 上位への変更は翌月 下位への変更は 契約期限月の翌月 | 即時 |
月額料金については大きな差はありませんが、契約期間によって月額料金が変わります。
mixhostは初期費用がかからないので、初期費用を含めて比較するとmixhostの方が安いです。
どちらも3ヵ月~のプランがあり、長期契約ほど月々の料金が割引かれるので12ヵ月以上のプランがおすすめです。
mixhostの料金プランの違いを徹底解説
両社は随時お得なキャンペーンを展開しているので、最新のキャンペーンについてはこちらをご覧ください。
エックスサーバーはキャンペーン中の申込みがおすすめ
mixhostのお試し体験とキャンペーン内容について
機能・サービス
エックスサーバー![]() | mixhost![]() |
|
---|---|---|
OS | Linux | CloudLinux |
CPU | AMD EPYC(Rome世代) | Intel Xeon 36コア72スレッド |
メモリ | 512GB | 256GB |
ディスク容量 | 200GB | 250GB |
転送量目安 | 300GB/日 | 9TB/月 |
自動バックアップ (Web・メール) | 過去7日分 | 過去10日分 |
Webサーバーソフト | nginx | LiteSpeed |
データセンター | 国内 | 東京都内 |
簡単インストール機能 | WordPress EC-CUBE PukiWiki | WordPress など多数 |
メーリングリスト作成 | 〇 | × |
メールマガジン作成 | 〇 | × |
ディスク容量も200GBも使うサイトなどはほとんどないので、ほぼ無制限と考えて良いでしょう。
サポート
エックスサーバー![]() | mixhost![]() |
|
---|---|---|
お問合せ方法 | メール 電話 | メール |
エックスサーバーのメールサポートは24時間対応なので、真夜中でもメールの返信が来ます。
さらにエックスサーバーは電話サポートにも対応しているので、電話ですぐに解決したいという場合は営業時間内なら電話で解決することができます。
その他
エックスサーバー![]() | mixhost![]() |
|
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運営会社 | エックスサーバー株式会社 | アズポケット株式会社 |
運営歴 | ◎ 2003年7月~ | △ 2016年6月~ |
国内シェア | No.1 (180万件) | 不明 |
エックスサーバーには安定した運用を行うためのノウハウが蓄積されているので、安定性で比較するとmixhostよりもエックスサーバーの方がトラブルが少ないです。
エックスサーバーの長所
- 抜群の安定感
- 電話サポートがある
- 管理画面がわかりやすい
抜群の安定感
エックスサーバーは国内シェアNo.1で180万サイトの実績があります。
スピードも高速で機能も十分なのに加え、サポート体制がしっかりしているので安定したサービスを提供している老舗サーバーです。
多くのユーザーは一度エックスサーバーを使うと乗り換えたりすることはないと思います。

サーバーが安定しているというのは、ダウンしたり障害が発生する頻度が少ないということです。
どのサーバーも24時間365日稼働することを保証しているものではなく、メンテナンスなどによってサイトが開けなくなってしまったり、突然の不具合でサイトが表示されなくなることがあります。
これがエックスサーバーの場合、限りなくゼロに近いのが特徴です。
サポートがしっかりしている
これからブログサイトを始めて作る初心者にとっては、何かトラブルが起きた時のサポート体制で選ぶことも重要です。
エックスサーバーは利用者が多いので、よくある質問や問合せ対応がしっかりとしています。
特に電話で受け付けもしているので、急いで対応する必要がある場合にも便利です。
管理画面がわかりやすい
実際に利用してみるとサーバーの設定を確認したりする際に、サーバーの管理画面を使います。
エックスサーバーの管理画面は初心者にもわかりやすい工夫されています。


エックスサーバーのデメリット
エックスサーバーにはほとんど短所はありませんが、挙げるとすれば以下の2点です。
初期費用がかかる
mixhostは初期費用かからないのに対し、エックスサーバーでは初期費用が通常3,000円となっています。
最初に契約するときに月額料金に加えて初期費用を支払う必要があるので、高いと感じる方も多いようです。
随時キャンペーンを開催していて、初期費用が無料になったり半額になる期間もあるので確認しましょう
プラン変更がすぐにできない
エックスサーバーでは、プランの変更が可能ですがプランを変更する場合のタイミングに注意が必要です。
上位プランに変更する場合:
月単位で変更なので、前月の1日~20日までの間にプラン変更の申請が必要です。
翌日1日から上位プランに切り替わります。
下位プランに変更する場合:
利用期限月のみ申請が可能です。
前月の1日~20日までの間にプラン変更の申請をすると翌月1日から下位プランに切り替わります。
mixhostの長所
- 初期費用が無料
- 高速化を実現
- バックアップも充実

初期費用が無料
mixhostはどのプランでも初期費用はかかりません。
多くのレンタルサーバーでは、初期費用が設定されています。
例えばエックスサーバーでは初期費用が3,000円、カラフルボックスでは2,000円となっています。
30日間返金保証
mixhostでは以前までは無料のお試し期間があったのですが、現在は30日間返金保証が設けられています。
他のレンタルサーバーでは、無料お試し期間が一週間や10日間と設定されていますが、mixhostは30日以内であればいつでも返金が可能です。
しっかりとお試しをして納得してからサイト運営ができます。
サイトの高速化
WEBサーバーの種類として、Conoha WINGやエックスサーバーは「Nginx」(エンジンエックス)というサーバーを採用しているのに対し、mixhostでは「LiteSpeed」というサーバーを採用しています。
バックアップ体制が充実
mixhostでは過去14日分のデータをバックアップサーバーに保存しています。
復元する際は有料のサーバーが多いのに対し、mixhostでは復元費用も無料です。
mixhostのデメリット
コスパの良いmixhostの弱点を挙げるとすると以下の2つです。
管理画面が初心者に不向き
mixhostではエックスサーバーのような独自の管理画面は用意されていません。
cPanelという世界で使われているサーバーの管理ツールを利用します。
機能は豊富なのですが、初心者にとっては若干わかりづらいというのがデメリットです。
実際の管理画面のデモは以下のログイン情報で確認できます。
ユーザー名:demo
パスワード:mix123@
安定していない
エックスサーバーに比べmixhostはサーバーが一時的に停止する頻度が高めです。
サイトの表示が遅くなったり停止することはありますが、データが消えるわけではありません。
メンテナンスや障害の場合がありますが、少しでも安定を望む方はエックスサーバーをおすすめします。
しかしmixhostでは万が一、サーバーが99.99%以下の稼働になった場合は、割合に応じて返金を行う品質保証制度も用意されていますので安心です。
mixhostのデメリットについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
使ってみてわかったmixhostサーバーの評判とデメリット
まとめ
エックスサーバーとmixhostサーバーのそれぞれの機能、特長を比べた上で最終的にまとめると以下のようになります。



