- WordPressのパーマリンクとは?
- SEOに有利なパーマリンクの設定は?
- パーマリンクを変更する際のデメリットやリスクは?
WordPressブログを始めたばかりの方は、パーマリンクの設定方法がわからず、初期設定のまま使っていることがあります。
ブログ記事のURLとなるパーマリンクの設定はとても重要です。
なぜなら、パーマリンクはGoogleの評価にも関わるためです。
あとからパーマリンクを変更するとアクセス数が減る可能性があるため、最初に設定しておくことが大切です。
パーマリンク設定は、Googleが推奨する設定方法をおすすめします。
・Googleが推奨する最適なパーマリンク設定
・パーマリンクを変更する時の注意点
この記事では検索エンジンに最適なパーマリンクの決め方と設定方法を解説しています。
目次
パーマリンクとは
パーマリンクとは、各ページごとに設定できるページのURLのことです。
WordPressのパーマリンクは、投稿や固定ページごとに自動で末尾に設定されます。
この記事では、ドメインの直後にある「/parmalink/」の部分がパーマリンクにあたります。

各記事に対して、自由に英数字や日本語の文字を設定できます。
パーマリンクは、記事の編集画面からいつでも変更できます。

初期設定のままはNG
WordPressをインストールした初期の状態では、パーマリンクは「基本」が選択されています。
「基本」を選択すると、記事のパーマリンクには「/?p=123」のような数字の羅列が自動で設定されます。
ページの表示には支障ありませんが、この形式はGoogleが推奨するパーマリンクではありません。
パーマリンクの決め方【Google推奨】
WordPressでは複数の形式から選べますが、どのパーマリンクが最適なのでしょうか。
この記事ではGoogleが推奨するパーマリンクの決め方を解説します。
- できる限りシンプルにする
- 意味のある単語で構成する
- 単語と単語の間にはハイフンを入れる
できる限りシンプルにする
Googleは、ページURLの構造をできるだけシンプルにすることを推奨しています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
引用:Google検索セントラル
パーマリンクは、短い文字列になるように調整しましょう。
意味のある単語で構成する
URLは、意味のある単語を使って構成することが推奨されています。
ページの内容が英数字で現わされていれば、どんなページなのかをGoogleが理解する手がかりになります。
そのため、単語同士の間を区切ることが推奨されています。
単語と単語の間にはハイフンを入れる
Googleでは、英単語を続けて並べる場合は、単語と単語の間に半角のハイフン(-)を入れるのを推奨しています。
単語を区切ることで、URLの意味がより明確になります。
URLでは区切り記号を使うと効果的です。
http://www.example.com/green-dress.html というURLの方が、
http://www.example.com/greendress.html というURLよりずっとわかりやすくなります。
URLにはアンダースコア _ ではなくハイフン – を使用することをおすすめします。
引用:Google検索セントラル
SEOに最適なパーマリンク設定
SEOに最適でおすすめのパーマリンク設定は「投稿名」です。
「投稿名」を選択すると、「カスタム構造」の欄のボックスに自動的に「/%postname%/」と入力されます。
「投稿名」に設定しておくと、記事タイトルがそのままパーマリンクとして使われます。
記事を投稿する画面上で、個別にパーマリンクを修正できます。
パーマリンクは最初に設定すべき理由
WordPressブログでは、パーマリンクが非常に重要なため、立ち上げ時に設定しておくことが大切です。
最初に設定すべき理由は以下の3つです。
- 他のページからのリンクが無効になるから
- Googleからの評価がリセットされるから
- SNSのカウントもリセットされるから
他のページからのリンクが無効になるから
WordPressのメニューでパーマリンクを変更すると、すべての記事のURLが一括で変更されてしまいます。
特に、他のページからリンクされている記事は、リンクの価値を受け取れなくなってしまいます。
検索エンジン最適化に不利になります。
サイト内のリンクも切れてしまうため、リンク先の修正が必要になります。
Googleからの評価がリセットされるから
パーマリンクを変更すると、Googleが認識しているURLも変更されてしまいます。
ページのURLに含まれているので突然パーマリンクを変更してしまうと、それまでと違うURLと認識します。
その結果、検索順位が下がる可能性があります。
SNSのカウントもリセットされるから
FacebookやTwitterでシェアされていたページも、URLの変更によって共有履歴がリセットされてしまいます。
パーマリンクの設定方法
パーマリンクを変更するには、WordPressの管理画面で「設定」→「パーマリンク」を開きます。
複数のパーマリンク形式から選択できます。
パーマリンクのタイプは
・基本
・日付と投稿名
・月と投稿名
・数字ベース
・投稿名
・カスタム構造
の中から選択できます。
パーマリンクの種類と特徴
基本:
自動的に割り当てられた数字がそのままパーマリンクに設定されるタイプです。
URLを見てもどんな内容のページなのか理解できないので、推奨されていません。
日付と投稿名:
パーマリンクの欄に記事を「公開した日」と「投稿名」が入るタイプです。
このタイプのデメリットは、あとで公開日を変更するとパーマリンクも変わってしまうことです。
月と投稿名:
記事を「公開した月」と「投稿名」が入るタイプです。
こちらも公開した月を変更するとパーマリンクも変わってしまうのがデメリットです。
数字ベース:
記事を公開すると「archives/」の後に数字が自動で設定されるタイプです。
数字の部分はWordPressで自動的に割り当てられるIDが入力されます。
カスタム構造:
パーマリンクとして設定したい項目を設定できます。
例えば、「年」の後に「カテゴリー名」と「投稿名」を設定することもできます。
自由に設定できるタイプですが、細かく設定する必要は特にありません。
パーマリンクを変更する場合の対策
パーマリンクを変更する場合は、必ずリダイレクト設定を行いましょう。
リダイレクトとは、旧URLから新しいURLへ自動転送させる設定のことです。
リダイレクトを設定すると、GoogleにもURLの変更を正しく伝えることができます。
リダイレクトは手動で設定もできますが、専用プラグインを使って自動化するのがおすすめです。
おすすめのリダイレクト設定用プラグインは「Redirection」というプラグインです。
このプラグインを使えば、いわゆる「リンク切れ」を防止できます。
リダイレクトの種類はいろいろありますが、恒久的な変更を意味する
「301リダイレクト」を推奨しています。
日本語のパーマリンクのメリット・デメリット
パーマリンクを日本語で設定しても、Googleの評価には影響しません。
ただし、メリットが少ないため、日本語よりも英数字での設定をおすすめします。
日本語を設定するメリット
URLに日本語を使用しても、Googleはそのページの内容を正しく理解できます。
そして設定した日本語のURLはGoogleの検索結果にも正しく表示されます。
GoogleでamazonのPCを検索した時の検索結果です。
上記のように、パーマリンクに日本語を使った場合、検索結果にも日本語が表示されます。
日本語を設定するデメリット
日本語のURLは、ブラウザ以外に貼り付けると英数字に変換されてしまう点がデメリットです。
日本語のURLはPunycodeと呼ばれる変換コードで変換されます。
「ホームページ顧問.jp」
という文字は
「xn--yck7ccu3lc8026d6fwg.jp」
へと自動的に変換されます。
Googleは理解して検索結果に日本語で表示しますが、人間には理解できない文字の羅列になってしまいます。
パーマリンクに関するよくある質問
パーマリンクを変更する際は、リンク切れを防ぐためにリダイレクトなどの対応を行いましょう。
パーマリンクが日本語だからとか、英数字だからという差はなく、適切な形式になっていれば問題ありません。
特にパーマリンクにキーワードを入れたら上位表示しやすい、などの小手先の対策は効きません。
なるべく短く意味が伝わる単語に設定するのがおすすめです。
まとめ
このようにパーマリンクの仕組みと設定方法がわかれば、検索エンジン最適化にも役立ちます。
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