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エックスサーバーでSSL化する手順と更新方法

  • エックスサーバーのSSL化とは?
  • SSL対応するための手順は?
  • エックスサーバーのSSLは無料?

エックスサーバーでは無料の独自SSLを利用できます。

この記事ではエックスサーバーでWordPressブログを始める方向けに、常時SSLを設定する方法を解説します。

この記事を読むとわかること
SSL化とは
エックスサーバーのSSL化の手順
SSL化する際の注意点
実際にエックスサーバーを10年以上使っている私が解説します。

これからエックスサーバーでWordPressブログを始めるならエックスサーバーのクーポンコードを使って申込むとお得です。
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SSL化とは

SSLとはSecure Socket Layerの略で、ネット上の通信を暗号化する仕組みのことです。

ブログサイトの通信を暗号化でき、ブログ閲覧者の個人情報を第三者に盗み取られたりすることを防げます。

SSL化していないブログは、Googleからの評価も下がってしまうため、全てのサイトはSSLの設定をすることを推奨しています。

Google Chromeの場合、ブラウザー上に以下のように安全かどうかの表示がでます。

SSL化すると、ブログURLのhttpの部分に「s」が付くhttpsのURLでアクセスできるようになります。

SSL化していないサイトは、警告が表示されてしまいます。

エックスサーバーなら独自SSLを無料で使える

エックスサーバーでは
無料で利用できる独自SSL

有料のオプション独自SSL
の2種類のSSLから選択できます。

無料SSLでも有料SSLでも通信を暗号化する機能に差はないので、無料独自SSLでOKです。

エックスサーバーの評判や口コミはこちらの記事で解説しています。
エックスサーバーの評判エックスサーバーの評判と実際の口コミ。デメリットも徹底解説

無料独自SSLの特徴

  • 無料のLet’s Encyptを採用
  • 無制限に設定できる
  • 即日発行できる

エックスサーバーでSSL化する手順

エックスサーバーでSSL対応する方法について解説していきます。

本来SSLを導入するには「SSLサーバー証明書」というものが必要ですがエックスサーバーでは更新も含めて無料でサポートしてくれる機能があります。

エックスサーバーでSSL化する手順はエックスサーバーの公式動画でも紹介されています。

ドメインの設定をする時に無料独自SSLの設定を済んでいる場合、改めて設定する必要はありません。

エックスサーバーでSSL設定をする方法は下記の通りです。

サーバーパネルにログイン
エックスサーバーのサーバーパネルにログインし「SSL設定」をクリックし対象のドメインを選択します。
独自SSL設定追加
「独自SSL設定追加」というタブを開きドメインを確認してから「確認画面へ進む」をクリックします。

SSLが反映されずエラーが出た場合

SSL設定をしてエラーが出る場合もあります。

〇〇〇.comのDNS参照先サーバーが当サーバーではありませんでした。
と表示される場合の原因は、次のいずれかです。

・取得したばかりのドメインの場合
・ネームーサーバーをエックスサーバーに指定できていない場合

取得したばかりのドメインの場合

独自ドメインを取得したばかりの状態では、設定をすぐに反映できません。

しばらく(数時間)時間を空けてから再度アクセスをしてみましょう。

ネームーサーバーを指定できていない場合

ドメインのネームサーバー(DNS)の設定が正しくできていない場合は、反映されません。

手順が間違っていないか、再度確認をしましょう。

ブログのSSL化の方法

エックスサーバーでSSL設定をしても全てSSL化されるわけではありません。

ブログへのアクセスが自動的にhttpからhttpsに切り替わるわけではありません。

ブログ内のリンクなども全てhttpsに変更する必要があります。

httpでアクセスされた場合にhttpsへ転送するには以下の2つの方法があります。

.htaccessを編集する方法

.htaccess(ドットエイチティアクセス)とはサーバーの動作をディレクトリ単位で制御できるファイルのことです。

エックスサーバーならサーバーパネルから.htaccessファイルを編集できます。

.htaccessを編集してSSL化する手順を紹介します。

STEP.1
サーバーパネルにログインする
エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。

STEP.2
「.htaccess編集」をクリック
サーバーパネル内にある「.htaccess編集」メニューをクリックし、対象のドメインを選択します。

.htaccess編集のタブを選択すると編集画面が開きます。

「この機能は上級者向けの機能です」という注意書きがあります。
操作は慎重に行いましょう。

STEP.3
設定内容を追記する
.htaccess内には既に記述されているものがあります。

以下の記述を先頭に追記してください。

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]


コピペしたものを、そのまま先頭に貼り付ければOKです。

確認画面で確認をしてから、「実行する」ボタンをクリックすれば完了です。

プラグインを活用する方法

WordPressブログの場合、SSLに関する設定を簡単にできるプラグインがあります。

人気のプラグインは「Really Simple SSL」です。

プラグインを使うと自動的にSSL対応が完了するので、初心者にはおすすめです。

無料独自SSLの更新

無料独自SSLの有効期限は発行日から90日間と決められています。

しかし、通常は自動で更新されるので操作をする必要はありません。

特殊な設定をしている場合は自動更新ができません。
その場合、登録したメールアドレス宛に更新ができない旨のメールが届くので対応してください。

SSL化したら設定すること

ブログのSSLができたら、
・Googleアナリティクス
・Googleサーチコンソール
の登録、設定もhttpsに変更してください。

計測するデータにズレが生じるので、正しいURLに変更が必要です。

まとめ

・エックスサーバーはSSL化を無料でできる。

・SSL化するにはエックスサーバーの設定の他、WordPressの設定も必要

・GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールの設定もhttpからhttpsに変更しましょう。

SSLに関するよくある質問

SSLの設定が反映されるまでには、最大で1時間程度かかります。
「反映待ち」の表示が消えるまでお待ちください。
ページ以外の画像やCSSの読み込みをhttp接続で指定している場合、ブラウザーの表示で「保護されていない通信」などの警告が表示されます。

ページ内のソースを確認して、リンク先のURLがhttpのものがないかを確認してください。
もしhttpから始まるリンクがあれば、httpsに変更するか相対パスでリンク先を指定するように変更しましょう。

CSRとは「Certificate Signing Request」の略で、証明書の署名要求という意味です。

エックスサーバーの無料独自SSLで使っている「Let’s Encrypt」の場合、CSR情報は必要ありません。

企業などで有料のSSLを利用する場合はCSRを設定することをおすすめします。