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WordPressブログの表示速度を改善する具体的な方法

  • WordPressブログの表示速度は速い方がいい?
  • 表示速度を高速化メリットは?
  • ページの表示速度は速くできる?

WordPressブログでは、ページを高速化することが重要です。

なぜなら、ページの表示速度が遅いと読者に読んでもらいにくくなり、Googleからの評価も下がる可能性があるからです。

特にスマホでは、スムーズに表示されないと見づらいですよね。
実は、ページの表示速度はブログの収益にも影響します。
たった0.1秒でも速くなるように工夫しましょう。

最近では、パソコンよりもスマホからのアクセスが増えています。

そのため、スマホでの速度を確認することが大切です。
パソコンでは問題ない速度でも、モバイルでは通信環境の影響で表示が遅くなる可能性があります

この記事を読むとわかること
ページの表示速度の重要性
ページの表示速度を改善すべき理由
表示速度を速くするコツ

WordPressブログの表示速度を改善すべき理由

なぜ表示速度が重要なのか?

(SEOとユーザー体験の観点)
ブログの表示速度が遅いと、読者はイライラしてすぐにページを閉じてしまう可能性があります。
これは直帰率の増加に繋がり、せっかく書いた記事が読まれないという悲しい結果を招きます。
また、Googleはユーザー体験を非常に重視しており、表示速度は検索順位を決定する重要な要素の一つです。
そのため、表示速度が遅いと、どれだけ良いコンテンツを書いても検索エンジンで上位表示されにくくなる可能性があります。

速度が遅くなる原因とは?

WordPressブログの表示速度が遅くなる原因は様々です。
主な原因としては、重いテーマやプラグインの利用、最適化されていない画像、不適切なサーバー設定、キャッシュの不活用、古いPHPバージョンなどが挙げられます。

急に遅くなった場合の対処方法

急にブログの表示速度が遅くなった場合は、最近行った変更点を振り返ってみましょう。
新しくインストールしたプラグインやテーマの変更、記事の大量追加などが原因となることがあります。
まずは、最近の変更点を元に戻したり、一時的に停止したりして、原因を特定することが重要です。

表示速度がSEOに与える影響

前述の通り、Googleは表示速度をSEOのランキング要因としています。
Core Web Vitalsという指標で、ページの読み込みパフォーマンス、インタラクティブ性、視覚的安定性を評価しており、これらの指標が低いと検索順位に悪影響を与える可能性があります。

収益を向上させるために

表示速度が改善されると、ユーザー体験が向上し、読者の滞在時間が長くなります。
これにより、広告の表示回数が増えたり、アフィリエイトリンクのクリック率が上がったりと、ブログの収益向上に繋がる可能性があります。

現在のページの表示速度を計測する方法

まずは現在のページがどのくらいの表示速度なのかを計測をしてみましょう。

自分でページにアクセスしただけでは、そのページの表示速度は測れません。

なぜなら、ブラウザーには過去にアクセスしたページのデータが保存されているので、まっさらな状態で速度を体感する必要があります。
Googleクロームの場合は、シークレットモードでページを確認してみてください。

速度計測ツールの紹介と比較

WordPressの表示速度を測定するには、いくつかのツールがあります。

Google PageSpeed Insights
PageSpeed Insights」はGoogleが提供する公式ツールで、モバイルとデスクトップの両方でパフォーマンススコアを表示し、改善点を具体的に教えてくれます。

参考 PageSpeed Insightsページの表示速度を計測するツール

GTmetrix
ページの読み込み時間、リクエスト数、ページサイズなど、詳細な分析結果を提供します。

Pingdom Tools
世界各地からのアクセス速度を測定でき、瀑布図(Waterfall chart)で読み込みのボトルネックを特定しやすいのが特徴です。

計測結果の正しい解釈

これらの計測ツールで表示されるスコアはあくまで速度の目安です。
重要なのは、指摘された改善点を理解し、実際に対策を講じることです。
例えば、画像が大きいと指摘された場合は、画像を最適化するなどの具体的なアクションが求められます。

どの指標を重視するべきか?

Google PageSpeed Insightsでは、特にLCP (Largest Contentful Paint)、FID (First Input Delay)、CLS (Cumulative Layout Shift)といったCore Web Vitalsの指標を重視しましょう。

これらはユーザー体験に直結する重要な指標です。

表示速度を速くする3つのメリット

ページの表示速度を改善すべき理由は、主に次の3つです。

表示速度を速くする3つのメリット
  • 読者の満足度が向上する
  • ページの閲覧数(PV数)が増える
  • Googleからの評価が向上する

読者の満足度が上がる

ページの表示速度が速いほど、読者の満足度が高くなります。

1ページだけを見て帰ってしまう行動のことを「直帰」と言います。

表示速度が遅いほど直帰するユーザーの割合が増えます。

なぜならアクセスしてからページが表示されるまでに時間がかかると、読者は待てずに戻ってしまいます。

特にスマホでアクセスしている読者は、表示速度が遅いと直帰してまいます。

ページの閲覧数(PV数)を増やせる

ページの表示速度が速いとページの表示回数(ページビュー数)が増えます。

一般的には、ページの表示速度が速い方が1訪問あたりのページビュー数が多くなります。

サクサクと表示されるサイトの方が、より多くのページを閲覧してもらえるってことですね。
サイトに訪問してたくさんページを見てくれた方が、成果に繋がりやすいです。

Googleからの評価が良くなる

ページの表示速度を速くするとGoogleからの評価が良くなります。

Googleでは検索順位を決める要素の1つとして、ページの表示速度を見ているからです。

極端に遅いページは、検索結果の上位に表示されなくなっています。

詳しくはGoogleの公式ブログをご覧ください。
参考 ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用しますGoogleウェブマスター向け公式ブログ

Googleが掲げる10の事実」という考えの中の3つ目に、”速さ”に関する項目があるので紹介します。

3. 遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にしないよう、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。Google が新しいサービスをリリースするときは、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して取り組みを続けていきます。

Google検索も速いですもんね。

ページの表示速度が遅い場合のデメリット

実際にページの表示速度が遅いと悪い影響がでます。

表示速度が遅い場合の3つのデメリット
  • 検索結果の順位が下がる
  • ページビュー数の減少
  • コンバージョン率が下がる

検索結果の順位が下がる

ページの表示速度が遅いページは、Googleの検索結果の順位が下がる可能性があります。

特にスマホの検索結果には、表示速度が速いページが優先されます。

確かに検索結果の上の方に出てくるサイトはだいたい速いサイトが多い気がしますね。

ページビュー数の減少

少しでも多くのページを閲覧してもらう方がいいですが、ページの表示速度が遅いと1訪問あたりのページ閲覧数は少なるくなる傾向にあります。

訪問者にはなるべく多くのページを見てもらえるように工夫しましょう。

コンバージョン率が下がる

コンバージョン率とはブログに訪れたユーザーにとってもらいたい行動の達成率のことです。
ページの表示速度が遅いと、コンバージョン率が下がることが証明されてます。

ブログの表示速度を改善する5つの方法

ブログの表示速度が遅い場合、どのように改善すれば良いのでしょうか。

ここでは、ブログ初心者でも比較的簡単に取り組める5つの対策をご紹介します。

表示速度を速くする5つの方法
高速なサーバーに移行する
画像の容量を削減する
高速化用のプラグインを活用する
サーバーの高速化サービスを利用する
デザインテーマを見直す

高速なサーバーに移行する

ページの表示速度を抜本的に速くするには、速いサーバーを選ぶことが重要です。

今使っているサーバーよりも速いサーバーへ乗り換えることによって表示速度が大幅に改善される場合があります。

ページ内の画像やテーマを高速化しても、サーバー自体が遅いとボトルネックになるので、根本的に解決するには高速なサーバーに移行することです。

速いサーバーにもいくつかのタイプがありますので、別記事で紹介します。
WordPressにおすすめのレンタルサーバーの選び方はこちらの記事をご覧ください。
WordPress用レンタルサーバーの選び方・初心者におすすめのサーバー

速いサーバーを使うと、記事作成や更新する作業のスピードもアップします。
WordPressがサクサクと動くと記事を書くのも捗ります。

表示速度が速いConoHa WINGの評判はこちらの記事にまとめています。
ConoHa WINGの評判・実際に7年使ってわかった2つのデメリット

画像の容量を小さくする

ページに表示させている画像の容量を小さくすると表示速度を速くできます。

文字よりも画像の方がデータ容量が大きいため、画像の容量を削減することでページの表示速度を改善できます。

画像の容量を小さくするには主2つのポイントがあります。

  • 画像の表示サイズを小さくする
  • 画像ファイルの容量を圧縮する

画像の表示サイズを小さくする

ページに表示させている画像を最適な表示サイズにしましょう。
最適な表示サイズとは、表示させるサイズに合わせた画像を用意することです。

表示させるサイズ以上の画像データは無駄なので、表示させるサイズに合わせてサイズを加工してからアップしましょう。

大きい画像を小さく縮めて表示している場合があります。小さく表示させるのであれば画像サイズ自体を小さくしてから掲載しましょう。

画像ファイルの容量を圧縮する

画像ファイルの容量を圧縮すると表示速度が速くなります。

見た目の画質を落とさずに、画像の容量を削減する方法もあります。

ウェブサイトにアップするだけで簡単に画像の容量を削減できるサービスもあります。

TinyPNGなら登録不要でブラウザー上で簡単に容量を削減できます。

参考 TinyPNG画像圧縮ツール

容量を圧縮したい画像をドラッグアンドドロップするだけで画像が圧縮されます。
ダウンロード可能な状態のリンクが表示されたらダウンロードするだけなので、簡単に画像圧縮ができます。

画像にもよりますが、30%~80%程度圧縮できる場合もあります。

該当する画像があるかは「PageSpeed Insights」で確認できます。

TinyPNGには有料版もあります。

高速化できるプラグインを使う

サイトの表示を高速化できる高機能なプラグインソフトもあります。

LiteSpeedを使っているサーバーなら、「LiteSpeed Cache」というプラグインを利用するのがおすすめです。
LiteSpeed CacheプラグインでWordPressを高速化する方法はこちらの記事で解説しています。
LiteSpeed CacheプラグインでWordPressを高速化する方法

サーバーの高速化オプションを利用する

サーバーによっては独自の高速化オプションを用意しています。

例えば、mixhostの場合は、「WordPress高速化サービス」というオプションサービスを提供しています。

mixhostの高速化はこちらの記事で解説しています。
mixhostの高速化。mixhostの表示速度が速い3つの理由

デザインテーマを変更する

WordPressのサイトの場合、デザインテーマによってページの表示速度に差があります。

最近では表示速度の速さを売りにしているデザインテーマもあるので、デザインテーマを選択する際に注意して選びましょう。

WordPressテーマを変更するだけで一気に表示速度が改善することがあります。

WordPressテーマの選び方はこちらの記事へ
WordPressテーマの選び方と選び方の基準。テーマの評判まとめ。

有料のおすすめWordPressテーマはこちら
WordPress有料テーマ・ブログ初心者におすすめのテーマ5選

まとめ

ページの表示速度を少しでも速くすることは、読者のためにも収益のためにも重要です。

表示速度が遅くて良いことはないので、0.1秒でも速くページが表示されるように工夫しましょう。

表示速度が速いmixhostの評判はこちら。
mixhostの評判とメリットを検証。高機能だけど初心者にも安心な特徴 mixhostが速い理由はこちらの記事で解説しています。
mixhostの高速化。mixhostの表示速度が速い3つの理由

ConoHa WINGでWordPressブログを始める方法はこちらの記事で紹介しています。
ConoHa WINGでWordPressブログの始め方・初心者向け ★★